秋山翔吾はヤンキースの需要に合う!? センターのヒックスは今月トミー・ジョン手術

菊池涼介(左)と秋山翔吾/2017年のWBC Mar 12, 2017(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 今シーズンのニューヨーク・ヤンキースには、センターとして10試合以上に出場した選手が3人いた。最も多かったのは、98試合(先発94試合)のブレット・ガードナーだ。アーロン・ヒックスは58試合(先発55試合)、マイク・トークマンは14試合(先発11試合)だった。

 ヤンキースとしては、ヒックスがセンターのレギュラーを務め、ガードナーはバックアップという構想を描いていたはずだ。昨オフ、ヤンキースはFAとなったガードナーを1年750万ドルで呼び戻し、ヒックスとは7年7000万ドルの延長契約を交わした。

 だが、ヒックスは故障に見舞われ、レギュラーシーズン最初の1ヵ月半と最後の2ヵ月を欠場した。リーグ・チャンピオンシップ・シリーズで復帰したものの、10月30日にトミー・ジョン手術を受ける。再び戻ってくるまでは、8~10ヵ月かかる見込みだ。来シーズンの前半戦だけでなく、最悪の場合、シーズンのほとんどを棒に振る。

 ガードナーと再び契約しても、それだけで、来シーズンのセンターは大丈夫とは言い難い。ガードナーは36歳だ。いつ衰えが始まってもおかしくない。また、トークマンの通算出場は139試合に過ぎない(今シーズンは87試合)。28歳のブレイクは、開花ではなく一時的なものかもしれない。

 このオフ、ヤンキースはガードナーの他にも、センターを守れる外野手を加えるのではないだろうか。そうなると、ヤンキースからFAとなるキャメロン・メイビン――今シーズンはセンターとして3試合(先発2試合)に出場――もその一人だが、秋山翔吾も候補になり得る。

 日本人選手の場合、これまでの例からして、メジャーリーグでも結果を残せるかどうかについては、かなり不透明な部分がある。完全なレギュラーとして迎え入れるのではなく、併用あるいはレギュラーを競う形であれば、そのリスクは軽減できる。

 もっとも、ヤンキースが欲しているのは、ヒックスが不在の間、その穴を埋める外野手だ。秋山を手に入れようとした場合でも、他球団と競り合いになり、大枚や長期契約が必要となれば――秋山は来年4月に32歳を迎えるので、後者の可能性は低いが――深追いはしないだろう。