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CS通算本塁打ランキング。内川聖一をはじめ、今年のファイナルステージにはトップ20の半数が揃う

宇根夏樹ベースボール・ライター
アルフレド・デスパイネ(左)と内川聖一/2017年のWBC Mar14,2017(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 CS通算本塁打のトップ20は、4分の3を現役選手が占め、そのうちの10人は、今年のCSファイナルステージでベンチ入りしている。

 なかでも、福岡ソフトバンクホークスは、10本の内川聖一を筆頭に5人を擁する。内川は2010年まで横浜ベイスターズにいたが、CS初出場は福岡ソフトバンク1年目の2011年だ。それまでは、日本シリーズに出場したこともなかった。内川に次ぐ8本のアルフレド・デスパイネは、千葉ロッテマリーンズで3本、福岡ソフトバンクで5本を記録している。

 なお、パ・リーグが2004~06年に行ったプレーオフの本塁打は、このランキングの対象外とした。それを含めれば、中村剛也(埼玉西武ライオンズ)は9本、和田一浩は8本となる。

筆者作成
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 ステージ別に分けると、ファーストステージはデスパイネの7本、ファイナルステージは内川の7本が最も多い。2位はどちらも6本。ファーストステージは浅村栄斗(東北楽天ゴールデンイーグルス)、ファイナルステージは中田翔(北海道日本ハムファイターズ)だ。ちなみに、一方のステージで4本以上を打ち、もう一方は0本という選手はいない。

 1シリーズ(1ステージ)の最多は、ファーストステージが浅村(2019年)の4本、ファイナルステージは中田(2014年)と内川(2017年)の4本。同一年のファーストステージとファイナルステージの合計は、タイロン・ウッズ(2008年)と中田(2014年)の5本が最も多い。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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