大谷翔平の「通算40本塁打」はトラウトよりも速いが、さらに上のチームメイトも
9月11日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がホームランを打ち、昨シーズンの22本と合わせて、メジャーリーグ通算本塁打を40本とした。
デビューから210試合で40本塁打は、チームメイトのマイク・トラウトとまったく同じだ。大谷は他に10登板しているが、その時は打席に立っていないので、この試合数には含めていない。打数で数えると、大谷の40本塁打はトラウトより速い。大谷は708打数目、トラウトは811打数目だった。
ただ、大谷のチームメイトには、さらに少ない打数で40本塁打に達した選手がいる。アルバート・プーホルスは、最初の654打数で40本のホームランを打った。ちなみに、プーホルスと同じ2001年4月2日にデビューしたイチローは、40本塁打まで2861打数を要した。日本で生まれた選手のうち、大谷に次ぐのは、1047打数の松井秀喜だ。
現在のチームメイトのみならず、歴代のエンジェルスの選手のなかでも、大谷の40本塁打は2番目に速い。この場合は、エンジェルスからデビューし、最初の40本塁打をすべてエンジェルスで記録した選手を指す。最速は、649打数で40本塁打に達したマイク・ナポリだ。大谷はそれに次ぐ。プーホルスは、1本目から445本目までのホームランを、セントルイス・カーディナルスで打った。
ナポリは、50本塁打と60本塁打も、球団最少の打数、757打数と956打数で到達した。70本塁打は、ティム・サーモンの1172打数が最も少ない。80本塁打、90本塁打、100本塁打は、トロイ・グロスの1295打数、1463打数、1629打数が最少だ。40本塁打に達した時点の大谷は17.7打数に1本のペースなので、このままだと、どの区切りの本数でも、打数は球団最少より多くなる。