森友哉の2年連続オールスターMVPは何人目? 第2戦も埼玉西武の選手が受賞すると1球団独占は何度目?
オールスター・ゲームの第1戦は、パ・リーグが6対3でセ・リーグを下した。MVP(最優秀選手賞)には、先制2ラン本塁打と二塁ゴロで計3打点を挙げた、森友哉(埼玉西武ライオンズ)が選ばれた。昨年の第1戦も、森はMVPを受賞している。
2年連続オールスター・ゲームMVPは、2000~01年のロベルト・ペタジーニ以来だ。彼らを含め、2年続けてMVPを手にした選手は11人(延べ12人)に上る。清原和博は、1986~87年と1996~97年にそれぞれ連続受賞。1990年、1993年、2000年にも受賞していて、7度のMVPは史上最多だ。2番目に多い、山内一弘、長池徳士、張本勲、土井正博、王貞治、江夏豊、福本豊、掛布雅之、松井秀喜の各3度を大きく上回る。
森の場合、年としては連続だが、試合としては違う。昨年の第2戦を間に挟んでいる。2試合連続MVPは、山内一弘(1954~55年)、宮本敏雄(1957~58年)、松井(1998~99年)の3人。彼らと同じく、江夏(1970~71年)も第2戦と翌年の第1戦だが、1970年は第3戦が存在した。同じ年に2試合でMVPを受賞した選手は、3試合が行われた年にもいない。今年の森は、史上初の同年MVP2度にリーチをかけている。
また、昨年の第2戦は、森のチームメイト、源田壮亮がMVPに選ばれた。1球団の選手がその年のオールスター・ゲームMVPを独占したことは、その前にも3度あった。1991年の古田敦也と広沢克己(ヤクルトスワローズ)、1995年の落合博満と松井(読売ジャイアンツ)、2017年の内川聖一とアルフレド・デスパイネ(福岡ソフトバンクホークス)がそうだ。2試合中1試合が受賞者なしの1952年は、1球団独占にカウントしていない。3試合中2試合のMVPが同じ球団の選手という例は、何度かある。
今年の第2戦で埼玉西武の選手がMVPを受賞すると、1球団独占は3年連続5度目となる。埼玉西武としては、2年連続2度目だ。パ・リーグのメンバーには埼玉西武の選手が7人いて、そこには源田もいる。