怠慢プレーをやめたのが裏目に出た!? ベテラン二塁手が故障者リスト入り

ロビンソン・カノー(ニューヨーク・メッツ)Apr 10, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月23日、ロビンソン・カノー(ニューヨーク・メッツ)が故障者リストに入った。前日の3回裏に内野ゴロを打った際、カノーは一塁へ走る途中に左太腿を痛め、そのまま試合から退いた。

 この故障には、そこに至るまでの前日譚があった(あるいは、そういう見方もできる)。

 数日前から、カノーは批判を浴びていた。5月17~19日に記録した併殺打3本のうち、1本目は全力疾走をせず、2本目は走り出そうともしなかった。前者はすでに2アウトだと勘違いしていて、後者はファウルだと思ったという。ただ、こういったプレーが相次ぐと、怠慢と看做されるのもやむを得ない。ミッキー・キャラウェイ監督は、5月20日のスターティング・ラインナップからカノーを外した。

 この日、代打として起用されたカノーは、二塁打を打った。スタットキャストによると、二塁までは8.43秒。ここ3シーズン(2017年以降)の二塁打のなかで、自身最速の走りを見せた。

 離脱することになったのは、その翌々日だ。

 7年ぶりに戻ったニューヨークで、カノーは不振に喘いでいる。打率.241と出塁率.287は、昨シーズンまでの通算と比べ、どちらも60ポイント以上も低い。ホームランもわずか3本だ。けれども、二塁打はリーグ10位タイの13本。軽やかなスウィングから二塁打を量産してきたバッティングは、36歳となっても、完全に失われてはいない。

 あと53本の二塁打を打てば、17人しか記録していない600本のマイルストーンに到達する。10年2億4000万ドルの契約は、2023年まで。まだ4年以上が残っている。