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球団別「平成最後のホームラン」と「令和最初のホームラン」。昭和生まれのベテランは7人

宇根夏樹ベースボール・ライター
亀井善行(読売ジャイアンツ)Mar 18, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 平成から令和へ、元号が変わった。「平成最後のホームラン」を打ったのは、サビエル・バティスタ(広島東洋カープ)だ。パ・リーグは平成最後の日(4月30日)に試合がなく、セ・リーグも3試合中2試合はデー・ゲームだったので、ナイト・ゲームで対戦した広島東洋と阪神タイガースの選手は、「平成最後」に名前を刻むという点で、他球団の選手よりも有利な立場にいた。ちなみに、「平成最後の打者」はバティスタとチームメイトの會澤翼だ。9回表2死から遊撃ゴロに討ち取られた。パ・リーグでは、上林誠知(福岡ソフトバンクホークス)のホームランが「平成最後」となった。

 一方、令和最初の日(5月1日)は、セ・リーグの3試合がデー・ゲーム、パ・リーグの3試合がナイト・ゲーム。「令和最初のホームラン」は坂本勇人(読売ジャイアンツ)が打った。パ・リーグは、山川穂高(埼玉西武ライオンズ)だ。山川は、埼玉西武の選手では「平成最後」となるホームランも記録した。埼玉西武だけでなく、北海道日本ハムファイターズ、広島東洋カープ、中日ドラゴンズも、それぞれの球団における「平成最後」と「令和最初」のホームランは、同じ選手が打った。

筆者作成
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 また、各球団で「平成最後」と「令和最初」のホームランを打った20人のうち、3分の1強の7人は昭和生まれだ(生誕地が日本以外の選手も含む)。読売は「平成最後」の亀井善行も「令和最初」の坂本もそう。昭和57年(1982年)生まれの亀井は、この20人の最年長だ。

 なお、「昭和最後のホームラン」と「平成最初のホームラン」については、こちらで書いた。

各球団で「昭和最後のホームラン」と「平成最初のホームラン」を打ったのは…。どちらも同じ選手の球団も

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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