初勝利が遠い菊池雄星。過去の日本人投手は何試合目に白星を挙げた!?

菊池雄星(シアトル・マリナーズ)Apr 10, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4度目の登板も、メジャーリーグ初勝利はならなかった。4月10日、菊池雄星(シアトル・マリナーズ)は6イニングを投げ、降板した時点でチームは5対3とリードしていたが、7回裏にマット・フェスタが同点に追いつかれ、菊池の白星は消えた(試合は6対5でマリナーズが勝利)。

 これまで、デビューから一度もリリーフとして投げることなく初勝利を挙げた日本投手は、1995年の野茂英雄から昨シーズンの大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)まで、14人を数える。そのうち、11人は初登板を白星で飾った。また、井川慶和田毅(現・福岡ソフトバンクホークス)の初白星は3登板目なので、こちらも菊池より早い。デビューからいずれも先発として4試合に投げ、白星がなかったのは野茂だけだ。野茂は5月2日のデビューからちょうど1ヵ月後、6月2日の7登板目に初白星を手にした。

筆者作成
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 最初の4先発における、14人の平均防御率は3.86だ。菊池の4.15は、それよりも少し高い。けれども、菊池に白星がついていないのは、それが理由ではない。リリーフ投手が菊池からマウンドを引き継いだ時、マリナーズは4試合とも、2点以上をリードしていた。5回途中に降板した初登板を除くと、菊池は3勝を挙げていてもおかしくなかった。

 マリナーズのブルペン防御率4.09はリーグ10位だ。菊池の登板時に限ると、6.61に跳ね上がる。一方、打線はよく打っていて、1試合平均7.86得点はどのチームよりも多い。菊池の登板時も、平均6.25得点を挙げている。

 ちなみに、野茂の場合、最初の6登板のうち、リリーフ投手に白星を消された試合は1度しかなかった。初白星が遠かったのは、どちらかと言えば、打線の援護がなかったせいだ。