菊池雄星より早く日本でデビューするかもしれない選手たち。そのうち2人はイニシャルB.B.

右にいる背番号「65」がブランドン・ブレナン Feb 12, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 1月に「菊池雄星は史上4人目の「日本でMLBデビューした選手」に!? 3人目は新人王投票2位」という記事を書いた。その時点からわかっていたことだが、菊池雄星(シアトル・マリナーズ)は史上4人目ではなく、5人目以降になるかもしれない。来日が決まった選手のうち、オークランド・アスレティックスの30人はすでにメジャーデビューしているが、マリナーズにはデビュー前の選手が4人いる。なお、日本開幕シリーズのロースターは1チーム28人だ。日本でプレシーズンゲームに先発する2投手が、ロースターから外れる。

 2試合目に投げる菊池より早く、開幕戦でデビューするかもしれない3人は、内野手のディラン・ムーア(26歳)、外野手のブレイデン・ビショップ(25歳)、リリーフ右腕のブランドン・ブレナン(27歳)だ。セルジュ・ゲンスブールの曲ではないが、ムーア以外の2人はB.B.のイニシャルを持つ。

 3人とも、トップ・プロスペクトではない。マイナーリーグ全体のプロスペクト・トップ100には、ベースボール・アメリカ、ベースボール・プロスペクタス、MLB.comのいずれでも入っておらず、過去のランクインも皆無だ。MLB.comの「球団別プロスペクト30」でも、ビショップが11位に入っているだけで、ムーアとブレナンの名前はそこにもない。

 ムーアとビショップのロースター入りは、故障者の発生によるものだ。三塁手のカイル・シーガーは、守備の際に痛めた左手の手術を受け、少なくとも開幕2ヵ月は出場できない。センターを守るはずのマレックス・スミスは、右肘の不調で調整が遅れ、日本開幕ではなく、ホーム開幕の3月28日に照準を合わせている。また、ブレナンについては、マリナーズがルール5ドラフトで獲得したため、ロースターから外すのであれば元の球団に返却する必要があるが、ブルペンでも2人が故障している。

 とはいえ、3人にとってはチャンスだ。日本開幕シリーズでデビューし、そこから羽ばたく可能性は皆無ではない。昨シーズンと今春の成績は以下のとおり。今春、ムーアとビショップは悪くない結果を残している。

筆者作成
筆者作成

 また、日本で初ホームランを打つかもしれない選手は、ムーアとビショップだけではない。3人目の捕手としてアスレティックスのロースターに名を連ねたビュー・テイラー(29歳)は、昨年9月にデビューし、7試合に出場しただけ。シーズン最終戦に二塁打を打ったが、今のところ、ヒットはその1本しかない。