菊池雄星は史上4人目の「日本でMLBデビューした選手」に!? 3人目は新人王投票2位

ヨエニス・セスペデス/2012年の開幕シリーズ第2戦後 MAR 29, 2012(写真:ロイター/アフロ)

 菊池雄星が入団したシアトル・マリナーズは、今シーズンの開幕を日本で迎える。3月20日と21日に、東京ドームでオークランド・アスレティックスと対戦する。菊池は2試合のいずれかでマウンドに上がり、メジャーリーガーとしてのキャリアを、アメリカやカナダではなく母国の日本でスタートさせるかもしれない。

 過去にも、日本でメジャーデビューした選手はいる。2000年にシカゴ・カブスからタリック・ブロックダニー・ヤング、2012年はアスレティックスからヨエニス・セスペデス(現ニューヨーク・メッツ)が、いずれも東京ドームで初出場を果たした。2004年と2008年の日本開幕シリーズにはいなかった。

 ブロックは開幕戦の7回裏からレフトの守備につき、8回表に回ってきた打席でヒットを打った(二塁から生還しようとしたサミー・ソーサが本塁でアウトになり、打点はつかなかった)。ヤングは翌日の延長11回表に登板。最初の2打者を討ち取ったものの、そこからヒット、四球、四球で満塁とし、後に千葉ロッテマリーンズでプレーするベニー・アグバヤニに満塁本塁打を打たれ、敗戦投手になった。2人とも、メジャーリーグの試合に出場したのはこの年だけ。ブロックは13試合で12打数2安打、0打点、1盗塁、ヤングは4登板で0勝1敗、防御率21.00に終わった。どちらも、5月以降の出場はなかった。

 ヤングの現在はわからないが、ブロックはロサンゼルス・ドジャースで外野/走塁のコーディネーターを務めている。ちなみに、ヤングのドラフト入団は1990年の83巡目・全体1473位。この年のドラフトで最後に指名された。

 3人目のセスペデスは、2011年にキューバから亡命し、翌年2月に4年3600万ドルでアスレティックスと契約。開幕シリーズの2試合ともセンターとしてスターティング・ラインナップに名を連ね、1試合目に二塁打、2試合目に逆転2ラン本塁打を打った。この年、セスペデスは129試合で23本塁打と16盗塁、打率.292と出塁率.356などを記録し、MVP投票で10位、新人王投票は2位に入った。

 他の年なら新人王に選ばれてもおかしくなかったが、受賞したのはマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。28人の記者全員から1位票を得て、セスペデスに大差をつけた。ちなみに、3位は北海道日本ハムファイターズからテキサス・レンジャーズへ移籍したダルビッシュ有(現カブス)、4位は中日ドラゴンズからボルティモア・オリオールズへ移ったウェイン・チェン(現マイアミ・マーリンズ)だった。