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球団最多ホームラン。1位が現役選手は埼玉西武だけ。東京ヤクルトは今年そうなる可能性もあるが…

宇根夏樹ベースボール・ライター
ウラディミール・バレンティン/2017年のWBC Mar 20, 2017(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 12球団のうち、現役選手がホームランの球団記録を持っているのは、埼玉西武ライオンズだけだ。385本の中村剛也が、2位の清原和博に56本の差をつけている。中村は2016年9月7日に2本を放ち、1本目の328号で球団2位の秋山幸二に並び、2本目の329号で清原に追いつくと、その3日後に330本として単独トップに立った。

筆者作成
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 中村以外の現役選手では、255本のウラディミール・バレンティン(東京ヤクルトスワローズ)が、球団記録に最も近いところにいる。あと49本打てば、304本の池山隆寛に並ぶ。2013年に60本の実績からすれば不可能な本数ではないものの、他のシーズンはいずれも40本に届いていない。再び大爆発しない限り、304本目は来シーズンに持ち越しとなる。しかも、来シーズンも東京ヤクルトにいるかどうかは、わからない。

 他の10球団は、球団最多と在籍中の現役最多の差が、いずれも100本以上ある。なかでも、読売ジャイアンツはその差が最も大きく、王貞治阿部慎之助は469本も離れている。もっとも、王の868本は日本プロ野球最多なので、これはやむを得ない。阿部の399本も、現役選手では最も多い。今シーズンの開幕早々に史上19人目の400本に到達し、その後も順調に打っていけば、来シーズンは球団2位にいる長嶋茂雄(444本)の背中が見えてきそうだ。

 なお、広島東洋カープの場合、新井貴浩(233本)が引退し、丸佳浩(147本)はFAとなって読売へ移り、ブラッド・エルドレッド(133本)も退団したことにより、在籍中の現役最多は鈴木誠也(91本)となった。また、通算270本の福留孝介(阪神タイガース)は、そのうち192本を中日ドラゴンズ時代に打っている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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