「平成のホームラン王」は誰? タイトル獲得は中村剛也が最も多く、通算本数は金本知憲が1位だが…

中村剛也 Nov 13, 2008(写真:ロイター/アフロ)

 あと数ヵ月で、平成が終わる。この年号の時代に、本塁打王のタイトルを最も多く獲得したのは、中村剛也(埼玉西武ライオンズ)だ。平成20年(2008年)の初タイトルを皮切りに、中村は5度も「おかわり」をした。2年連続が3度。合計6度の本塁打王は、昭和を含めても、王貞治(15度)と野村克也(9度)に次ぐ。タイロン・ウッズは平成10年(1998年)に韓国(OBベアーズ)で本塁打王になっているが、それを加えても中村には及ばない。

筆者作成
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 一方、平成の通算本塁打は、中村(385本)の上に7人が並ぶ。こちらは、476本の金本知憲が最も多い。

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 ただ、平成の時代にメジャーリーグ(MLB)で打ったホームランも含めると、金本は最多ではないどころか、トップ3からも外れる。日本プロ野球(NPB)とMLBの両方でホームランを記録した選手のトップ3は、507本の松井秀喜(NPB332本/MLB175本)、484本のアンドルー・ジョーンズ(MLB434本/NPB50本)、477本のタフィー・ローズ(MLB13本/NPB464本)だ。

 また、平成のNPB通算本塁打トップ20のなかで、年平均30本以上はローズ(35.7本)と松井(33.2本)の2人しかいない。中村は24.1本、金本は22.7本だ。ローズと松井は、NPBとMLBの合算でも、それぞれ25.1本と25.4本となり、こちらでも中村と金本を凌ぐ。ジョーンズはさらに多い25.5本(MLB25.5本/NPB25.0本)だが、日本では平成25~26年(2013~14年)の2シーズンしかプレーしていない。「平成のホームラン王」という称号は、ローズか松井、あるいはこの2人がふさわしい気がする。

 なお、平成のNPB通算本塁打ランキングは、まだ変動する可能性もある。新たな年号となるのは5月1日。シーズンは3月29日に開幕する。トップ20のうち、7位の阿部慎之助(読売ジャイアンツ)と8位の中村は現役選手だ。中村の順位はそのままとなりそうだが、阿部は4月末までに5本のホームランを打てば、6位の山崎武司(403本)を追い越し、5位の中村紀洋(404本)に並ぶ。ちなみに、中村紀もMLBでプレーしたものの、出場は17試合にとどまり、ホームランは打てなかった。