ワールドシリーズ連覇はできなかったが、ポストシーズン連続安打は継続。来年は新記録を樹立!?
リーグ・チャンピオンシップ・シリーズで敗れ、ヒューストン・アストロズはワールドシリーズ連覇を果たせなかった。だが、リードオフ・マンのジョージ・スプリンガーは、ディビジョン・シリーズの打率.429(14打数6安打)に続き、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズでも打率.381(21打数8安打)を記録。計8試合ともヒットを打ち、昨年のワールドシリーズ第2戦にスタートさせた「ポストシーズン連続安打」を14試合に伸ばした。
これは、歴代8位タイのストリークだ。あと3試合続ければ、ハンク・バウアー、デレク・ジーター、マニー・ラミレスの3人が持つ、17試合連続安打の最長記録に並ぶ。
レギュラーシーズン中のスプリンガーは、2015年6月に記録した14試合連続安打が最も長く、今シーズンは10試合以上すらなく、4月と9月のそれぞれ7試合が最長だった。
ただ、今年のディビジョン・シリーズでホームランを3本(あるいはそれより多く)打ったのは、スプリンガーしかいない。リーグ・チャンピオンシップ・シリーズは1本塁打ながら、二塁打3本と併せた長打4本も、現時点では誰より多い。MVPを受賞した昨年のワールドシリーズ――打率.379(29打数11安打)、5本塁打、3二塁打――に続き、ポストシーズンでよく打っている。
なお、同一年のポストシーズン連続安打は、アルシデス・エスコバー(カンザスシティ・ロイヤルズ)の15試合が最も長い。この年、エスコバーはポストシーズンの初戦(4打数0安打)以外は、どの試合もヒットを打った。また、マーキス・グリッソムの15試合連続安打は、ポストシーズンに初出場した試合からの最長記録だ。