日本球界を経験した監督がさらに増える!? 元・千葉ロッテ&ヤクルトのスラッガーが2球団の監督候補に
今シーズンのメジャーリーグには、日本プロ野球でプレーしたことのある監督が3人いた。フィラデルフィア・フィリーズのゲーブ・キャプラー監督は読売ジャイアンツ(2005年)で38試合、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのトーリ・ルベロ監督はヤクルトスワローズ(2000年。登録名はトレイ・ロブロ)で29試合、サンディエゴ・パドレスのアンディ・グリーン監督は北海道日本ハムファイターズ(2007年)で18試合に出場した。
来シーズンも、彼らは監督として采配を振る。日本球界を経験した監督は、さらに増えるかもしれない。シンシナティ・レッズとミネソタ・ツインズでは、それぞれの次期監督として、サンフランシスコ・ジャイアンツのヘッド・コーチ、ヘンスリー・ミューレンスの名前が浮上している。
レッズは10月6日に、他チームでベンチ・コーチを務めている2人、ミューレンスとチャーリー・モントーヨ(タンパベイ・レイズ)と面談を行うとツイートした。また、10月11日にファンクレッドのジョン・ヘイマンが発表した記事によると、ミューレンスはツインズの監督候補の一人だという。
ミューレンスは「ヘンスリー・ミューレン」として、千葉ロッテマリーンズ(1994年)とヤクルト(1995~96年)でプレーし、計380試合で77本のホームランを打った。ちなみに、キャプラー、ルベロ、グリーンは、3人合わせて85試合、ホームランは4本だ。
昨オフも、ミューレンスはデトロイト・タイガースとニューヨーク・ヤンキースの監督候補に挙がり、ヤンキースでは現監督のアーロン・ブーンとともに、最終候補の2人に残った。今オフかどうかはさておき、ミューレンスが監督に就任する日――キュラソー出身では初の監督となる日は、そう遠くなさそうだ。