田中将大と大谷翔平が投げ合う前に。「日本人投手の先発対決」は15試合。最多はダルビッシュ-岩隈
5月27日(日本時間28日)は、田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)と大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がヤンキー・スタジアムで投げ合う予定だ。「日本人投手の先発対決」は、これが16試合目となる。
日本人投手と投げ合ったことがあるのは11人。伊良部秀輝、野茂英雄、川上憲伸、高橋尚成は1試合ずつだが、他7人は2試合以上の「日本人投手の先発対決」を経験している。トップ2は、6試合のダルビッシュ有(現シカゴ・カブス)と5試合の岩隈久志(シアトル・マリナーズ)。組み合わせとしても、ダルビッシュと岩隈が投げ合った3試合が最も多い。
2試合以上の7人のなかでは、田中(3試合)の防御率0.82が最も低く、黒田博樹(4試合)の1.91、ダルビッシュの2.23と続く。田中については「5月27日は田中将大と大谷翔平の投げ合いか。田中は「日本人投手の先発対決」で過去3試合とも負け知らず」でも書いた。一方、松坂大輔(3試合/現・中日ドラゴンズ)の防御率は8.10。これは、1試合だけの4人を含めても最も高い。
また、15試合とも、少なくとも一方はクオリティ・スタート(QS=6イニング以上&自責点3以下)を記録していて、2人揃ってQSも6試合を数える。延べ30先発(15試合×2人)でQS率70.0%(21/30)は、かなり高い。昨シーズンに162イニング以上を投げた58人のうち、QS率70%以上は6人だった。ちなみに、今シーズンの田中はQS率50.0%(5/10)、大谷は71.4%(5/7)だ。