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コローンとイチロー、どちらも44歳の投手と打者が対戦すれば、2011年以来7年ぶり

宇根夏樹ベースボール・ライター
バートロ・コローン(テキサス・レンジャーズ)Apr 8, 2018(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 44歳のバートロ・コローン(テキサス・レンジャーズ)は、4月21日に先発登板する。対するシアトル・マリナーズには、こちらも44歳のイチローがいる。ベンチ・スタートが濃厚ながら、少なくともエラスモ・ラミレスが復帰登板する4月22日までは、ロースターから外されることはないだろう。

 ともに44歳以上の投手と打者の対戦は、過去20年間(1998~2017年)に5組を数える(さらに遡っても、他にないかもしれない)。直近は、44歳のティム・ウェイクフィールドが投げ、44歳のオマー・ビスケルが打った、2011年の6月1日と7月29日だ。コローンとイチローの対戦が実現すれば、7年ぶりとなる。

筆者作成
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 5組のうち、途中出場はリリーフ投手のジェシー・オロスコしかいない。デビッド・ウェルズジェイミー・モイヤーは、2007年7月21日に同じ試合で投げ合った。日数も含めた2人の年齢を合計すると、88歳と307日。同じ試合に登板した先発投手の合計年齢では、1987年6月8日にフィル・ニークロドン・サットンが記録した、90歳と135日に次ぐ。当時、ニークロは48歳、サットンは42歳だった。

 また、2007年6月15日に対戦したロジャー・クレメンスフリオ・フランコは、2人合わせて93歳と246日だ。1934年以降、合計年齢で彼らを上回る投手と打者が対戦したことはない。コローンとイチローがこれを追い越すには――計算を間違えていなければ――2020年6月9日以降に対戦する必要がある。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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