ドラフト全体1位から10位のうち、メジャーリーガーになれなかった選手が最も多い順位は?
5年前のドラフトで全体1位指名を受けた右投手、マーク・アッペルが球界を離れるという。ブリーチャー・レポートのジュン・イが、1月下旬に報じた。
昨年11月に「4年前のドラフト全体1位がロースター外に。一方、この年のドラフトからは新人王がすでに3人」で書いたとおり、このままカムバックしなければ、アッペルはメジャーリーガーになれなかったドラフト全体1位の3人目となる。
1965年に始まったドラフトは、半世紀以上の歴史を持つ。その間に3人というのは少ない気もするが、他の指名順位と比べてどうなのだろうか。
下のグラフは、全体1位から10位まで、それぞれの順位でメジャーリーガーになれなかった人数を示している。アッペルはここにカウントしているが、指名された球団に入団しなかった選手と、現時点で球団に所属しているメジャーデビュー前の選手は含めていない。
やはりと言うべきか、全体1位は最も少なかった。また、全体5位(15人)と全体10位(6人)は例外ながら、基本的には、順位が進むにつれてメジャーリーガーになれなかった人数も増える傾向にあるように見える。全体1~5位の計38人に対し、6~10位は計56人だ。
メジャーリーガーになれなかった彼らのうち、レスリー・フィルキンス(1975年・全体3位)は1983年に広島東洋カープでプレーし、一軍で39試合に出場した。ジェイ・シュローダー(1979年・全体3位)はNFLで通算118試合に出場した。
クレイグ・ランディス(1977年・全体10位)は代理人に。ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトは、彼の顧客だ。ロジャー・キローガ(1971年・全体7位)は故郷のテキサス州ガルベストンで、市長を務めた。
スタンフォード大出身のアッペルは、イの記事によると、ビジネス・スクールに行くことを計画しているという。