今年のオールスター・ゲームは、７月14日にシンシナティ・レッズの本拠地、グレートアメリカン・ボールパークで行われる。そこに選ばれた選手は、以下のとおりだ（７月11日時点）。

故障によって欠場するマット・ホリデイ（セントルイス・カーディナルス）に代わる選手は、まだ発表されていない。また、ソニー・グレイ（オークランド・アスレティックス）とマックス・シャーザー（ワシントン・ナショナルズ）は前半戦の最終試合となる７月12日に先発登板するため、オールスター・ゲームでは投げられない。

ファイナル投票では、マイク・ムスタカス（カンザスシティ・ロイヤルズ）とカルロス・マルティネス（カーディナルス）が、それぞれリーグ最多の票を得た。候補に挙がっていた10人のうち、ブライアン・ドージャー（ミネソタ・ツインズ）、ブレット・ガードナー（ニューヨーク・ヤンキース）、トロイ・トゥロウィツキ（コロラド・ロッキーズ）の３人も、代替選手として選ばれた。

その５人のうち、トゥロ以外は４人とも初めての選出で、故障欠場も含めた全73人のメンバー中、初選出は32人を数える。クリス・ブライアント（シカゴ・カブス）は今年４月にメジャーデビューしたばかりだが、Ａ.Ｊ.バーネット（ピッツバーグ・パイレーツ）は17年目にして初めて選ばれた。38歳のＡ.Ｊ.は今年の最年長でもあり、彼以外は全員、1980年代か1990年代の生まれだ。一方、ブライアントは最年少ではない。1992年生まれの４人のなかで、ブライアントの誕生日は最も早く、ブライス・ハーパー（ナショナルズ）が最も遅い。オールスター・ゲーム当日を22歳で迎えるのはハーパーだけ。2012年と2013年に選出された時も、ハーパーは全メンバーの最年少だった。

また、選出２度目以上の41人中、27人は前年も選ばれている。残り14人のなかで最もオールスター・ゲームから遠ざかっていたのは、2009年以来６年ぶりの選出となったマーク・テシェーラ（ヤンキース）で、2010年以来５年ぶりのアルバート・プーホルス（ロサンゼルス・エンジェルス）がそれに次ぐ。

なお、試合前日のホームラン・ダービーには、プーホルス、ブライアントの他に、ジョク・ピーダーソン（ロサンゼルス・ドジャース）、マニー・マチャド（ボルティモア・オリオールズ）、ジョシュ・ドーナルソン（トロント・ブルージェイズ）、アンソニー・リゾー（カブス）、トッド・フレイジャー（シンシナティ・レッズ）、プリンス・フィルダー（テキサス・レンジャーズ）が出場する。

フィルダーは2009年と2012年に優勝していて、ケン・グリフィーJr.と並ぶ史上最多にリーチをかけている。ドーナルソンとフレイジャーの２人は昨年も出場し、ドーナルソンはラウンド１で敗退したものの、フレイジャーは決勝まで進出した。

【追記：2015/07/13】

ライアン・ブラウン（外野手／ミルウォーキー・ブルワーズ）、ヘクター・サンティアゴ（先発投手・左／ロサンゼルス・エンジェルス）、クレイトン・カーショウ（先発投手・左／ロサンゼルス・ドジャース）の３人が、新たにメンバーに加わった。ブラウンはマット・ホリデイ（セントルイス・カーディナルス）、サンティアゴはソニー・グレイ（オークランド・アスレティックス）、カーショウはマックス・シャーザー（ワシントン・ナショナルズ）の代替。ブラウンは1983年生まれ、メジャーリーグ９年目で、オールスター・ゲーム選出は６度目。サンティアゴは1987年生まれ、５年目、初選出。カーショウは1988年生まれ、８年目、選出５度目。