オールスター・ゲームに先発出場する野手を決めるファン投票の第６回中間得票が、６月29日に発表された。（こちらが、第１回、第２回、第３回、第４回、第５回の中間得票）。

ア・リーグは三塁手とＤＨの１位と２位が、前回から入れ替わった。どちらも、カンザスシティ・ロイヤルズの選手がトップの座を明け渡し、ジョシュ・ドーナルソン（トロント・ブルージェイズ）とネルソン・クルーズ（シアトル・マリナーズ）が２位から浮上した。第４回の発表時には、マイク・トラウト（ロサンゼルス・エンジェルス）を除き、ロイヤルズの選手がスターティング・ラインナップの８枠を占めていたが、ここ２回の中間発表で計３枠を減らしていて、二塁手でも、オマー・インファンテ（ロイヤルズ）がホゼ・アルトゥーベ（ヒューストン・アストロズ）の追い上げを受けている。前回の発表時に予想したとおりだ。それでも、１チームから５選手あるいは４選手が先発出場となれば多いが、幾分は落ち着いてきた。

ナ・リーグのトップは変動なし。外野手の２位と３位も前回と変わっていない。ただ、三塁手２位のトッド・フレイジャー（シンシナティ・レッズ）は、１位のマット・カーペンター（セントルイス・カーディナルス）との差を詰めてきている。もしかしたら、土壇場の逆転があるかもしれない。フレイジャーに引っ張られるかのように、彼のチームメイトも票を伸ばしている。

外野手４位につけている青木宣親（サンフランシスコ・ジャイアンツ）は、トップ２との差が前回よりも広がっていて、３位のマット・ホリデイ（カーディナルス）とも、前回の36万7256票差が今回は33万9531票差とわずかに縮まっただけだ。死球による骨折で欠場していることもあり、ここから再浮上する可能性は薄いだろう。２位のジャンカルロ・スタントン（マイアミ・マーリンズ）も骨折しており、選出されても試合には出られない。ホリデイも右太腿を痛めてＤＬ（故障者リスト）に入っているが、オールスター・ゲームまでには復帰できそうだ。

投票の締め切りは、アメリカ東部時間の７月２日午後11時59分。結果は７月５日に発表され、翌６日には投手と控え野手とともに、ロースター34人目の選手を決めるファイナル投票の候補が明らかになる。こちらの投票は、７月10日の午後４時が締め切りだ。オールスター・ゲームは７月14日に、シンシナティ・レッズの本拠地、グレートアメリカン・ボールパークで行われる。

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