マイナンバーカードで5000円分もらえる「マイナポイント」。勝負は6、7月!?

1人に1つ、僕らにもマイナンバー。だけど背番号はなぜかNISA(213)。(写真:アフロ)

キャッシュレス決済のポイント還元制度が6月に終了するのに続いて、消費活性化とマイナンバーカードの普及のために始まるマイナポイント事業。「たしか9月からよね」「まだ先でしょ」などとのんびり構えていると乗り遅れる可能性もありそうです。「予約」のために動くべきは6、7月です!

■マイナポイント事業「9月から」に騙されるな!?

報道によると、2020年4月1日時点のマイナンバーカードの交付率は16%(2033万枚)だそう。周囲を見ても、e-Tax等の電子申請などで使えるからとすでに便利に活用している派と、必要性が感じられずに何もしていない派、マイナンバーに強い警戒心を持つ否定派、と3グループあるように思います。

マイナンバーカードを保有していた人たちが、「特別定額給付金」の申請手続きを5月1日早々にオンラインで行っていたのを目の当たりにして、カード作成に動いた人もいるようです(オンライン申請自体はトラブルで受付を中止した自治体もあります)。

そんなタイミングで近づいてきた、マイナポイント事業。キャッシュレス決済のポイント還元制度が6月に終了するのに続いて、消費活性化とマイナンバーカードの普及のために、9月から始まります。もらえるマイナポイントは、チャージまたは買い物をした額の25%(上限5,000円分)で、通常のポイント同様、買い物などに利用できます。

マイナポイント事業をきっかけにマイナンバーカードを作成しようと動く人は少なくないと思われますが、報道やマイナポイントの説明で「マイナポイント事業は9月から」とあり、「9月」が頭にある人は「夏にマイナンバーカードを作るか」などとのんびり構えているのかもしれません。

でも、もしもマイナポイントを手にしようと考えているのであれば、少し急いで動いた方がいいかもしれません!

■マイナポイントまでの4STEP

私も取材を兼ねて4月末にマイナンバーカードの申請をして、先日ようやくマイナンバーカードを手にしました。その過程で感じたのは、生活者側にスケジュール感の誤認があるのでは?ということ。私自身もつい最近まで、まだ十分に時間があるものと思っていました。

その理由について説明する前に、ざっとですが、マイナポイントまでの道のりを整理しておきます。次の4つのSTEPになります。

<STEP1>マイナンバーカードを作成

マイナンバーカードがない人は、申請から始めます。手続きは、スマホ、パソコン、郵送、街中の証明写真機(申請に対応しているもの)から可能です。証明写真のような、背景のない正面向きの写真を用意する必要があります。

申請後、内容に問題がなければ、自治体から「マイナンバー交付通知書」が届き、その通知書とマイナンバー通知カード、本人確認書類を持って指定された窓口へ出向き、マイナンバーカードを受け取ります。このときに設定する暗証番号を忘れると後が大変なので、忘れないよう管理を。

マイナンバーカードの初回交付手数料は無料(紛失時は1,000円)。ただし、申請から受取までは1カ月前後かかります。   

  

<STEP2>マイナポイントの「予約」をする

「マイキーID」を設定し、マイナポイントの「予約」を行います。「マイキーID」とは、マイナポイントの付与などを行うためのIDで、本人を認証するキーとなります。

スマホなら専用アプリをダウンロードして行い(対応していない機種あり!)、パソコンは専用ソフトをインストールして行います(パソコンはICカードリーダライタが必要)。

動画:マイキーID設定の方法について

  

<STEP3>キャッシュレス決済事業者1社に申込む

キャッシュレス決済事業者を決めて、その事業者にマイナポイントの申込みを行います。これで紐づけができます。

  

<STEP4>キャッシュレス決済利用でマイナポイント付与

紐づけをしたキャッシュレス決済事業者のサービスを利用してチャージまたは買い物をすると、その25%(上限5,000円分)のマイナポイントが事業者を通じて付与されます。付与されたポイントは、お買い物などで利用できます。

【参照】マイナポイントのサイト

■「動くべきは6、7月」の理由

先ほどの4つのSTEPに、スケジュールを加えてみてみましょう。こうなります。

<STEP1>マイナンバーカードを作成

  →すでに可能

<STEP2>マイナポイントの「予約」をする★

  →すでに可能

<STEP3>キャッシュレス決済事業者1社に申込む

  →2020年7月~

<STEP4>キャッシュレス決済利用でマイナポイント付与

  →2020年9月~2021年3月

*ポイント付与のタイミングや有効期限は事業者で異なるので確認を。

スケジュールに関して、重要なポイントがあります。それは、このマイナポイント事業には予算があり(4000万件分)、予算の上限に達した場合には締切られる可能性があるという点です。もしも上限に達して締切られることになったら、マイナンバーカードを作っても、<STEP2>マイナポイントの「予約」ができなくなります。

4月時点でマイナンバーカードの発行自体が2000万枚強ということですから、この全員が「予約」に動いたとしても、まだまだ余裕はありますが、マイナンバーカードの発行ペースが急増すればどうなるかはわかりません。ポイント争奪戦?はすでに始まっているといえるのかも。

<STEP1>マイナンバーカードを作成するには1カ月前後かかるため、これから申請してもマイナンバーカードができるのは7月以降。7月に申請すれば8月以降です。そこから<STEP2>マイナポイントの予約をすることになりますが、その時点でどれくらいの予算が消化されているのか(いないのか)は予想できません。

なので、確実にマイナポイントをゲットしたい人は、<STEP2>マイナポイントの「予約」を急ぐ必要があります。発行ペースが上がれば、発行までの期間も1カ月では済まない可能性もあります。早めに着手して早めに「予約」まで終えておくと安心です。

■終わりに(ちょっと雑感)

私自身は6月上旬にマイナンバーカードを受け取りましたが、<STEP2>の「予約」を体験してからこのコラムを書こうと思ったら、スマホがまさかの非対応。スマホの乗り換えを今スグは難かしいので、PCで行おうと、ICカードリーダライタをネット通販で注文し到着を待っています。カード受取り場所への交通費も含め、意外と費用もかかるので、もう少しインセンティブがあるとよかったなあと独り言。消費活性化策ならなおさらです。

でも、家族がいて全員で一緒にマイナンバーカードを作ってしまえば、2人なら1万円分、4人なら2万円分のポイントとなります。世帯で一気に進めるとよりおトクも実感できます。コロナ禍の中、見過ごせないプラスです。PCやスマホの扱いに慣れていない人には、自治体窓口でサポートもしてくれます。

マイナンバーカードがあれば、住民票や印鑑登録証明書、戸籍証明書などの証明書が近所のコンビニのマルチコピー機でセルフで取得できたり、e-Taxや今回の特別定額給付金等の電子証明を利用した電子申請など、さまざまなサービスに利用できて超便利です。時短につながるのはうれしいですね。

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