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レナト・アウグスト(北京国安)級の外国人選手をJリーグで見たい

杉山茂樹スポーツライター
ACL浦和戦で桁違いのプレーを披露したレナト・アウグスト(北京国安)(写真:ロイター/アフロ)

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のベスト16に、川崎フロンターレを除くJリーグ勢3チーム(鹿島アントラーズ、浦和レッズ、サンフレッチェ広島)が駒を進めた。ベスト16の内訳はサウジ4、日本、中国各3、韓国、カタール各2、UAE、イラン各1となる。

 Jリーグ勢は何とか面目を保った格好だが、その過程で鮮明になったのは中国勢との争いだ。H組で3位に終わった川崎Fはその5節、ホーム等々力で対戦した上海上港に2-2で引き分けたことが痛かった。

 川崎Fは平素のJリーグ同様、試合を優勢に進めはじめたかにみえた。スムーズに試合に入ったが開始6分、カウンターから突如、超人ハルクの異名を取るフッキに暴走を許した。左のライン沿いに縦パスが出ると、この日本でプレー経験がある元ブラジル代表は、川崎Fのサイドバック登里亨平に走り勝ち、先制ゴールを叩き込んだ。

 だが川崎は同点に追いつき、そして逆転に成功する。このまま終わればグループリーグ突破に光が差すという段だった。フッキがふたたび超人ぶりを発揮したのは。元ブラジル代表のオスカルが送り込んだクロスボールに反応。高々とした打点の豪快なヘッドで、川崎を奈落の底に突き落とす同点弾を叩き出した。

 Jリーグにこのクラスの大物ストライカーはいない。試合後フッキは川崎のレアンドロ・ダミアンと旧交を温めあっていたが、同じ元ブラジル代表でもスケール感には大きな開きがある。名古屋グランパスにいるジョーとの比較でも同じ事が言える。元ブラジル代表と一口にいっても、レベルにおいてワンランク開きがある。

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スポーツライター

スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、プレスパス所有者として2022年カタール大会で11回連続となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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