WBCミドル級王者のカムバック
32戦全勝22KOのWBCミドル級世界チャンピオン、ジャーモール・チャーロが、11月25日にリングに上がる。相手はホセ・ベナビデス・ジュニア(31)。実に2年5カ月ぶりのカムバックとなるが、ノンタイトル10回戦だ。
この日の興行は、ホセ・ベナビデス・ジュニアの実弟であるデビッド・ベナビデスがメイン。WBAとWBOのスーパーウエルター級、WBOでミドル級タイトルを獲得した、32戦全勝19KOのデメトリウス・アンドラーデの挑戦を受ける。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/684261d77a09572017e42db7a2981aef9b9df8d5
ジャーモール・チャーロのカムバック戦は、急遽その前座に組まれた。
33歳のチャーロ兄は2019年からWBCミドル級のベルトを保持し、ミドル級では7連勝中。だが、ブランクを克服できるだろうか。
アリゾナ州フィニックス出身のベナビデス(28勝2敗1分、19KO)は、父親であるホセ・シニアの指導を受けてきた元WBA暫定スーパーライト級王者である。増量し、2018年10月にテレンス・クロフォードの持つWBOウエルター級タイトルに挑戦。最終回にダウンを喫し、判定で敗れた。
2022年7月には154パウンドまで体重を上げ、2階級制覇チャンピオンのダニー・ガルシアと12ラウンドを戦い、僅差の判定負けを喫している。今年8月、更に階級をアップし、ミドル級デビュー。第5ラウンドでベテランのスラダン・ジャンジャニンを下した。
ベナビデスは言う。
「俺は懸命に練習してきたし、チャーロを倒す準備はできている。ずっとヤツと戦いたいと思っていた。試合当日、彼に自分が何者だかを見せる。ただ、今は何も言う必要は無い。 11月25日に拳で語るつもりだ」
SHOWTIMEのボクシング放送も、この興行を含めて残り2つ。このファイトは、ファンにインパクトを残せるか。