11月6日に開催されるWBA/WBC/WBOスーパーミドル級王者、サウル・"カネロ"・アルバレスvs.同級IBFチャンピオン、カレブ・プラントとの統一戦。

　9月21日にセットされた同ファイトの記者会見は、乱闘に発展した。

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20210923-00259483

　両者は遺恨を残しており、先日行われたIBF王者の公開練習でも、プラントは傷跡を報道陣に見せ付けている。

　今日のボクシング界でパウンド・フォー・パウンドBESTとされるアルバレス有利と予想する者が多いが、プラントは語った。

　「現在、キャンプのメニュー半分を消化したところだが、とにかくリラックスして日々を過ごしている。減量も順調だよ。

　統一スーパーミドル級王者になること以上に、自分を燃やしてくれるものなど無い。我々は共に勝利に飢えている。例の記者会見での一件で、カネロも鬼になっているだろう。

　俺は何もないところから、一歩一歩上って来た。今回のキャンプも、同じ気持ちでやっている。そうやってレベルを上げて来たんだ。

　今、非常にいい状態だ。勝利に向かって万全だ。世界中に見せ付けるだけの技術を持っているし、素晴らしいスタッフに囲まれている。ゴングが鳴ったら、自分の実力を十二分に披露するよ。それが楽しみで仕方ない。

　俺がボクサーとしてカネロに優っている部分は、ほんのひと握りだろう。今、手の内を明かすことはできないけれどね。でも、11月6日は、それを駆使して戦う。人々は俺が勝利するとは思っていないだろうが、自分の力を発揮してやるさ。

　自分はプロで21戦しかしていないが、何度も大きな舞台でファイトしてきた。ベルトを巻いてから長い間、ハイレベルな試合を続けているんだ。

　今回のファイトこそが、キャリア最大で、自分が目指してきたものだ。毎試合、前回よりも上のステージで、と思ってやってきた。この試合がまさに求めていたもの、準備してきたファイトだ。

　統一王者となって、ボクシング史に自分の名を永遠に刻みたい。それが、グローブをはめた頃からの夢だった」

　11月6日、プラントは何を見せるか。