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ウクライナ軍、ロシア軍の侵略直後からヘリコプター300機を破壊「ウクライナの防空に栄光あれ!」

佐藤仁学術研究員・著述家
(写真:ロイター/アフロ)

2022年2月にロシア軍がウクライナに侵攻。ウクライナ軍では2022年2月24日にロシア軍に侵攻されてから殺害したロシア軍の兵士の数、破壊した戦車、戦闘機など兵器の数をほぼ毎日公表している。

ウクライナ軍によると2022年2月24日から2023年6月13日までにロシア軍のヘリコプター300機を破壊した。

ロシア軍が一方的にウクライナに侵攻してきてから1年以上が経ち、ウクライナ軍はロシア軍の輸送車を6400台以上、戦車3900台以上、歩兵戦闘車7600台以上、大砲3700門以上、ドローン3300機以上、巡航ミサイル1100機以上、多連装ロケットシステム600機以上を破壊してきた。そんななか、ヘリコプターの300機は他の兵器に比べるととても少ない。破壊したロシア軍の兵器や軍事施設などでヘリコプターの300機よりも少ないのは戦艦・ボートの18台である。

ウクライナ軍は公式SNSで破壊されたヘリコプターの絵とともに「我々ウクライナ軍は、ロシア軍のヘリコプターが破壊されている状態が好きです。皆さんはいかがですか?ウクライナの防空に栄光あれ!」と投稿していた。

ヘリコプターは上空で飛行している時に、地対空ミサイルなどで砲撃されて破壊されている。ロシア軍が侵攻開始した直後にはウクライナ軍はトルコ製の「バイラクタルTB2」という大型ドローンを使用して、ヘリコプターを攻撃して破壊することもあった。

▼ウクライナ軍の公式SNS「我々ウクライナ軍は、ロシア軍のヘリコプターが破壊されている状態が好きです。皆さんはいかがですか?ウクライナの防空に栄光あれ!」

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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