Appleの新たな動画広告、ドウェイン・ジョンソン出演「The Rock x Siri」
AppleがiPhone 7の新たな動画広告を2017年7月に公開した。今回はザ・ロック(The Rock)でお馴染みのアメリカのプロレスラーで俳優のドウェイン・ジョンソンが出演。音声アシスタントのSiriを訴求している。タイトルは「The Rock x Siri」で3分超の作品。AppleはiPhone7の動画広告をこれまでにも、いくつか制作しており、他にもカメラの機能などを訴求してきた。
以下がドウェイン・ジョンソン出演の動画広告「The Rock x Siri」。ドウェイン・ジョンソンが様々なシーンでSiriに問いかけて、それらにSiriが回答している。
家庭での音声アシスタントサービスもスピーカー型よりスマホで
SiriはiPhoneに搭載された音声アシスタントサービスで、音声で天気やらお勧めの場所などを問いかけると、回答してくれる。まだまだ正確性に欠けたり、質問の意図を理解していないことも多い。だが、それでもSiriが登場した時に比べると人工知能が相当に学習しているようで、だいぶ進歩している。
現在、Googleやアマゾンも人工知能を活用した音声アシスタントサービスに注力している。特にこの2社は「Google Home」と「Amazon Echo」に代表されるように、家庭でのスピーカー型音声アシスタントサービスを既に開発し、販売している。家庭のリビングから天気やニュースをチェックしたり、出前の注文、タクシーの手配などを行える。
AppleもiPhoneを用いて家の中で家電操作などができる「Apple Home」の開発を進めているようだ。家の中でもGoogleやアマゾンのような専用スピーカーよりも、毎日あらゆる場所で使用しているスマホで操作して、同じようなことが出来た方が利用者としては利便性も高い。家庭内のスピーカーは、スマホのようにそのまま外に持ち出して使用できない。さらに新たにスピーカーの使い方を覚えるよりも、常に手元にある1台のスマホで完結できる方が効率的だし、コストパフォーマンスも良い。端末メーカーとしてAppleの優位性が発揮されるかもしれない。
▼Appleが目指しているSiriで実現する世界のイメージ動画。Siriを活用して家庭内の家電を操作している。
▼「Google Home」のイメージ動画
▼「Amazon Echo Dot」のイメージ動画