1979(昭和54)年、富山県生まれ。筑波大学大学院博士課程人文社会科学研究科文芸・言語専攻修了。博士(文学)。専門は日本近代演劇。著書に『演技術の日本近代』(森話社)、『幻の近代アイドル史――明治・大正・昭和の大衆芸能盛衰記』(彩流社)、『昭和芸人 七人の最期』(文春文庫)、『興行師列伝――愛と裏切りの近代芸能史』(新潮新書)。
記事一覧
- "冬彦さん"佐野史郎が明かす"ママ"野際陽子との最後の会話【野際陽子物語】
1992年放送のドラマ『ずっとあなたが好きだった』では、佐野史郎演じる「冬彦さん」が社会現象となった。冬彦はどのようにして生まれたのか、母親役の野際陽子との関係はどうだったのか、佐野史郎に聞いた。
- 野際陽子の娘が語る 母が「良い妻」をやめたとき【野際陽子物語】
野際陽子は38歳11ヶ月で初産を経験し、芸能界の最高齢記録と言われた。出産と育児の経験は、一人の女優として一人の女性として、野際にどんな影響を与えたのだろうか。娘の真瀬樹里に母について語ってもらった。
- ドラマが終わっても人生は続く 野際陽子と千葉真一と黄色いアルファロメオ【野際陽子物語】
野際陽子は『キイハンター』をきっかけに女優として飛躍を遂げた。また、私生活でも千葉と出会い、交際をスタートさせている。野際にとって大きな転機となった『キイハンター』は、どんなドラマだったのだろうか。
- ミニスカートはジェンダーを解放した 野際陽子の自由と孤独【野際陽子物語】
1960年代、20世紀最大のファッション革命と呼ばれるミニスカートが登場した。野際陽子は、そのミニスカートを日本人で初めてはいた女性である。彼女はどのようにしてミニスカートに出会ったのだろうか。
- 元祖「悪女女優」野際陽子が生前語っていた「悪女の条件」【野際陽子物語】
野際陽子はかつて「悪女女優」と呼ばれた。悪女とはその時代の女性観を反映した存在である。女優野際陽子が語る「悪女の条件」とは何か。
- 親友を泣かせたピアノと嘘――下重暁子が語るNHKアナウンサー時代の野際陽子【野際陽子物語】
NHKのアナウンサーになった野際陽子は、後輩の下重暁子と出会う。彼女たちがアナウンサーになったのは、自由に生きるためだった。下重暁子にNHK時代の野際陽子について語ってもらった。
- 伝説の芸能レポーター 東海林のり子が語る「野際陽子さんの離婚騒動と『ありがとう』」【野際陽子物語】
野際陽子と東海林のり子は立教大学で出会い、生涯の親友になった。卒業後はともにテレビの世界に進み、男社会のなかで戦っていく。東海林のり子に親友・野際陽子の生き方について聞いた。
- 女優・野際陽子が書き残していた知られざる「富山大空襲」【野際陽子物語】
戦後76年。晩年の野際陽子は、戦争が忘れられていくことに強い危機感を抱き、自分の政治的意見をはっきりと表明してきた。そんな彼女はどんな戦争体験をしたのだろうか。
- 「アナウンサーから女優へ」「元祖・ミニスカート」新しい女性像を体現した野際陽子の魅力【野際陽子物語】
野際陽子の生涯からは、日本の戦後の女性史が透けてみえる。自立した女性のパイオニアとして生きた彼女の魅力とは?
- 【追悼】「今」を生き続けた内海桂子の漫才師人生
漫才協会名誉会長の内海桂子さんが、97歳で亡くなった。1938年に漫才師として初舞台を踏んだ桂子さんは、東京漫才とともに歩んだ芸人人生を送った。追悼の意を込めて、その軌跡を振り返りたい。
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