北海道で、「レ・ジェイド北海道ボールパーク」という新規分譲マンションの売れ行きが驚くほどに好調だ。

 今年2月下旬に行われた第1期分譲では98戸が即日完売。最高倍率15倍、平均倍率6倍の抽選販売となった。

 続いて今月12日から15日まで行われた第2期分譲も即日完売してしまった。このように、即日完売を続けるマンションは割安感が大きいものが多い。安いから人気になるわけだ。

 しかしながら、「レ・ジェイド北海道ボールパーク」は、割安なマンションではない。第1期で販売された住戸は1LDKから100平米を大きく超えるプレミア住戸(3LDK+プライベートテラス)までで、価格は3590万円~1億4590万円だった。

 この価格設定は、東京23区内で山手線外側、たとえば錦糸町や赤羽、西葛西、大森あたりのマンション価格と変わらない。

 では、「レ・ジェイド北海道ボールパーク」の立地はどうだろう。

 札幌市の隣に位置する北広島市であり、最寄りのJR千歳線北広島駅から2キロ近く離れている。そのことを考え合わせると、びっくりするくらい高額といってよい。

 そのマンションが爆発的に売れているため、北海道内からはもちろん、全国の不動産関係者からも驚きの声が上がっている。

 ちなみに、「北広島」という市の名前は、明治時代、広島県からの移住者が多かったことから付けられたもの。札幌と新千歳空港の中間に位置し、これまでは大型商業施設やホテルの進出が少なかった。それは、駐車場設置に関する市の規制が厳しかったためともされるが、とにかく駅のすぐ近くからのどかな光景が広がる場所である。

 その北広島市内で、なぜ驚くべき人気のマンションが出現したのだろう。

 同マンションの特徴は、日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」を中心にした「北海道ボールパークFビレッジ」内にあり、新球場に近いこと。マンション購入者には10年間、新球場への入場が無料となるフリーパスもつく。

 以上の特性から、「日ハムファンが買うだろう」とか、「北海道外の人が買うマンション」という声が出てくる。しかし、それらは表面的な憶測というべきもの。同マンションが爆発的人気になっている真の理由を解説したい。

日ハムファンのための展示もあるが…