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金正恩総書記の「韓国は主敵」の規定と重要軍需工業視察の狙いは?

辺真一ジャーナリスト・コリア・レポート編集長
重要軍需工場を1月に視察した金正恩総書記

 今年初めてのミサイル、それも固体燃料を使った極超音速中長距離ミサイルを1月14日に発射した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は昨年末の党中央委員会総会での報告で「我々を『主敵』と宣布して、外部勢力と結託して『政権崩壊』と『吸収統一』の機会だけをうかがう一味を和解と統一の相手に見なすのはこれ以上、我々が犯してはならない錯誤である」と述べ、韓国は「もはや同族関係、同質関係ではなく、敵対国、交戦国である」と断じ、「対敵・対外事業部門で敵の無謀な北侵挑発策動によって朝鮮半島でいつにでも戦争が起こりうるということを既定事実化して、南朝鮮の全領土を平定しようとする我が軍隊の強力な軍事行動に歩調を合わせていくための準備を、先を見通して講じていく」と、宣言した。

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ジャーナリスト・コリア・レポート編集長

東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(~15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」(最新著)をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など著書25冊

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