1972年、愛媛県出身。日本大学卒業後、スポーツニッポン新聞社に入社。格闘技、ボクシング、ラグビー、サッカーなどを担当し、2006年に退社。文藝春秋社「Sports Graphic Number」編集部を経て独立。著書には「岡田武史というリーダー」(ベスト新書)「闘争人~松田直樹物語」「松田直樹を忘れない」(ともに三栄書房)「サッカー日本代表勝つ準備」(共著、実業之日本社)「中村俊輔 サッカー覚書」(共著、文藝春秋)「鉄人の思考法」(集英社)がある。近著に「ベイスターズ再建録」(双葉社)。課金制スポーツメディア「SPOAL」(スポール)の立ち上げに参加。
記事一覧
- 病にもケガにも負けず。細貝萌、不屈のストーリー。
日本代表で30キャップを誇るザスパクサツ群馬の細貝萌は過去に膵のう胞性腫瘍を患い、闘病生活があったことを公表。今年3月には全治6カ月の大ケガを負うも「あの経験が自分の心を強くした」と前を向くーー。
- 「先」ではなく「今」を。タフに生きる工藤壮人(後編)
ストライカー、工藤壮人のストーリー後編。オーストラリア1部ブリスベン・ロアーを退団後、現地でトレーニングを積んで移籍先を探し、Jリーグに戻ってきた。2試合連続ゴールを挙げるなど「新章」を迎えている。
- 「先」ではなく「今」を。タフに生きる工藤壮人(前編)
柏レイソル時代にエースとして活躍し、日本代表でも4キャップを持つ工藤壮人。紆余曲折を経て、再びJリーグの舞台に戻ってきたストーリーを描く。前編は所属先がなかった苦闘の2020年を振り返る――。
- レールとエール。「早稲田名キャプテン」のリスタート。
「早稲田の名キャプテン」岡田優希は2021年限りで町田ゼルビアと契約満了となり、ドイツへと渡った。練習参加した4部チームへの入団は叶わなかったが、己を見つめ直す機会とした。彼がたどり着いた境地とは。
- 松田直樹はどんな監督になりたかったのか。
引退後の夢は? かつて松田直樹にそう尋ねたことがある。己の経験を踏まえたマジな言葉がそこにはあった。彼は一体どんな監督、どんな指導者になりたかったのか。命日に彼のことを考えてみる。
- 「プロジェクトM(マリノス君)」
リモートマッチで再開したJリーグ。感染リスクを高めないためクラブのマスコットも試合会場に入れないことに。このままでは横浜F・マリノスのマスコット「マリノス君」の連続出場記録が途切れてしまう……。
- ワセダを強くする元Jリーガー監督が、SNSに積極的な理由。
スポーツ界のパワハラが問題になっている今、大学スポーツで部員全員の目線に立って「目指すべき部活動」を進める男がいる。元Jリーガー、元電通マン、現テレビマンの外池大亮。SNSが改革のパートナーである。
- 松田直樹とヴァンフォーレ甲府とAEDと。
稀代のディフェンダー、松田直樹は2011年8月4日、急性心筋梗塞によって天国に旅立った。今年の命日、筆者は特急「あずさ」に飛び乗った。行き先は松本ではなく、甲府へ。彼に背中を押されるように――。
- 森保一は、なぜ「視察」を大切にするのか。
日本代表の新監督に就任した森保一は熱心に視察をする人だ。東京五輪代表との兼任でこれまでもJ1J2J3に大学とカテゴリーを問わず回ってきた。選考のためだけにあらず。実直な指揮官ならではの理由があった。
- ヒデキが舞い降りた夜。
西城秀樹さんが天国に旅立って2カ月。川崎フロンターレを盛り上げるために歌っていたあの曲が7月22日のナイトゲームのハーフタイムショーで流れた。ビジョンには在りし日の西城さん。スタジアムは一つになった。
- 昌子源が大舞台に強い理由。
西野ジャパンで評価を高めているのが25歳の若きセンターバック昌子源だ。コロンビア戦、セネガル戦では守備の安定に一役買うとともに、一戦ごとに逞しさを増している。この男、大舞台には滅法強いのである。
- 岡崎慎司と本田圭佑。「正反対」ゆえの共鳴。
とにかく息が合う。セネガル戦では岡崎慎司がゴール前でつぶれ役となって、本田圭佑の同点ゴールをアシスト。過去2大会でも2人は連係からゴールを生み出している。彼らがチームにもたらしているものとは――。
- 大迫勇也と「不倒不屈」。
ロシアワールドカップで活躍する日本のエース・大迫勇也は屈強なディフェンダーを相手に、倒されずにボールをキープしてチャンスをつくり出している。その「倒れない力」の背景にあるものとは――。
- ハリルホジッチとくまモンの絆。
日本代表監督の職を解かれたヴァイッド・ハリルホジッチは反論会見で「くまモン」のバッジを身につけていた。熊本地震の被災地に向けてこの席でもメッセージを送るなど、常に寄り添うことを忘れなかった。
- 「自分に勝った」山中慎介は、ボクシングをやり切った。
前日計量で大幅超過したルイス・ネリとの再戦に敗れた山中慎介は3月26日、正式に引退を表明した。「神の左」を武器に、「自分に勝つ」その美学を貫いて日本人歴代2位となる世界王座12度防衛を果たした――。
- 村田諒太が大切にする言葉「MAKE THIS OURS」。
10月22日、村田諒太はアッサン・エンダムとのダイレクトリマッチに臨み、7回終了TKO勝利でWBA世界ミドル級王座を獲得。Tシャツに刻んだ「MAKE THIS OURS」の思いとは――。
- 松田直樹の思いを乗せて。盟友・佐藤由紀彦は指導者になっても「サッカー小僧」。
日本代表の名ディフェンダー松田直樹が天国に旅立って6年が経つ。現役引退後の指導者転身を描いていた盟友の思いを乗せ、佐藤由紀彦は古巣のFC東京に戻ってU-15コーチとして指導者の道を歩んでいる――。
- 川崎フロンターレとコラボパートナー「いとオカシ」な関係性。
アッと驚く川崎フロンターレの当日イベント企画。今季からロッテがコラボレーションパートナーに名乗りを挙げ、タッグを組んで等々力競技場を盛り上げている。
- 長谷川穂積と、「最高の別れ方」と。
今年9月、ウーゴ・ルイスに劇的なTKO勝利で5年半ぶりに世界タイトルを手にした長谷川穂積。3階級制覇を果たし、見事に復活を成し遂げた。進退に注目が集まるなか、彼が出した答えは「現役引退」だった。
- J1通算100ゴール。「違い」を生み出す後半15分からのヤットタイム
史上13人目となるJ1通算100ゴールに到達した遠藤保仁。ゴールの内訳をみるとPK、FKの数が多く、キックの精度の高さと勝負強さが光る。しかしそれだけではない遠藤の「魅力」「違い」とは何か――。
- 内山高志とロッキー。
「KOダイナマイト」の異名を誇る内山高志は4月、衝撃の2回KO負けでプロ初黒星を喫し、WBA世界スーパーフェザー級王座から陥落。現役続行を表明し、コラレスとの再戦も決定した。内山に復活はあるのか――。
- バナナが呼び込んだ我らの町の「小さな奇跡」
「かわさき応援バナナ」の販売をきっかけに、苦戦を強いられていたスーパーと川崎フロンターレのサポーターが関係を深めていく。あるスーパーを舞台に起こった「小さな奇跡」の大きな意味とは――。
- 内山高志はそれでもプライドを貫いた。
WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志の勝利を、誰も疑っていなかった。しかし結果は2ラウンドに計3度のダウンを許し、まさかのKO負け。何故彼はダメージを負ったまま、前に向かっていったのか。
- 長友佑都の『自分の決断を信じ切る力』
インテルでプレーする長友佑都は一時「放出要員」とされていた。だがマンチーニ監督の信頼を得て主力に復帰するとともに契約延長を勝ち取っている。どんな状況に置かれても自分の決断を信じ切る姿がそこにはあった。
- 「武蔵丸が五郎丸」を実現させた、川崎フロンターレの「もうひと手間」
驚く企画を次々に打ち出してくる川崎フロンターレ。4月2日の鹿島アントラーズ戦では始球式に登場した武蔵川親方が「五郎丸ポーズ」を披露して盛り上げた。企画の根底にあるクラブスタッフたちの思いとは。