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「高速守護神」がイ・ジョンフの妹と結婚 イ・ジョンボム(元中日)の義理の息子に

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
東京オリンピックでのコ・ウソク(写真:ロイター/アフロ)

LGツインズの抑え投手、コ・ウソク(24)が来年1月にソウル市内で結婚式を行うと、同選手の代理人を務めるリコスポーツエージェンシー社が発表した。

お相手は23歳の一般女性で、かつて中日でもプレーしたイ・ジョンボムLG2軍監督の長女。キウムヒーローズのイ・ジョンフ外野手(24)の実妹だ。コ・ウソクとイ・ジョンフは1998年8月生まれの同い年。2人はプロ入り前から親交があり、コ・ウソクはイ・ジョンフとの妹とも交流が生まれ、後に恋愛関係に発展したという。

イ・ジョンフ(写真:キウムヒーローズ)
イ・ジョンフ(写真:キウムヒーローズ)

イ・ジョンフ兄妹は共に父の中日在籍中に誕生。どちらも名古屋で生まれ、父が韓国球界に復帰する2001年まで同地で暮らしていた。父・ジョンボムはコロナ禍前に、「シーズンオフになると家族で名古屋に行って、お世話になった人に会ったりしている。2人の子供は市内の同じ産婦人科で生まれた」と話していた。

またイ・ジョンボムは一昨年(2020年)に中日でコーチ研修を行っている。

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今回結婚を発表したコ・ウソクは、東京オリンピックに韓国チームの一員として出場。韓国を代表するクローザーだ。平均球速は直球153キロ、スライダー146キロを誇る「高速守護神」で、今季は60試合に登板しリーグトップの42セーブ、防御率1.51を記録している。今季が抑え4年目で通算セーブ数は124を数える。

コ・ウソク(写真:LGツインズ)
コ・ウソク(写真:LGツインズ)

ちなみに「義兄」となるイ・ジョンフとは今季2度対戦し、結果は2打数2安打だった。またコ・ウソクは8日のイ・デホ(ロッテ)の引退試合では、マウンドに上がったイ・デホに対し代打で出場し話題となった。

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コ・ウソクが所属するLGはリリーフ陣が活躍し、救援陣の防御率はリーグ唯一の2点台の2.91。LGは公式戦1試合を残しているが、2位が確定し10月23日(予定)から行われるプレーオフ進出が決まっている。

⇒ 2022年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

コ・ウソクは所属事務所を通して「素晴らしい人と人生を共に過ごすことが出来て幸せです。いい夫になれるように努力したい」とコメントしている。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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