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ウォン・テインが7回2安打無失点 自身4連勝で防御率2位に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
4勝目を挙げたウォン・テイン(写真:サムスンライオンズ)

26日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

キウムヒーローズ-サムスンライオンズ(コチョク)は3-0でサムスンが勝利。3位タイのサムスンは貯金を4に。敗れた6位キウムは5連敗で借金1となった。

サムスンは先発のウォン・テインが好投。この日のウォン・テインは直球とチェンジアップで有利なカウントを作り、決め球にしたスライダーをに振らせて8つの三振を奪った。

7回100球を投げて被安打2、無失点。1敗の後の4連勝で、ここまでの成績を4勝1敗とした。防御率2.10はジェームズ・ネイル(KIA)に次いでリーグ2位だ。

◆「24歳のエース」

2019年にプロ入りのウォン・テインは6年目の24歳。昨季まで4シーズンにわたり先発ローテーションの1番手を務めていたデービッド・ブキャナン(元ヤクルト)が退団し、今季のウォン・テインは名実ともにエースの役割を担っている。

映像:ウォン・テインの7回のマウンド(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇4月26日(金)の結果

・LG 7 - 6 KIA(チャムシル)

 勝:イ ウチャン

 敗:チョン サンヒョン

・キウム 0 - 3 サムスン(コチョク)

 勝:ウォン テイン

 敗:キム インボム

・SSG 5 - 2 KT(インチョン)

 勝:オ ウォンソク

 敗:オム サンベク

・ハンファ 5 - 10 トゥサン(テジョン)

 勝:キム ユソン

 敗:ファン ジュンソ

・NC 4 - 0 ロッテ(チャンウォン)

 勝:ハート

 敗:バーンズ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ハンファが連続試合満員の新記録」

ハンファイーグルスがトゥサンベアーズを迎えたホームゲームで、今季12度目の満員札止めとなった。昨季からの13試合連続はリーグ新記録。

ハンファの本拠地、ハンファ生命イーグルスパーク(テジョン)はホーム球場の中で最も収容人員が少ない12,000人。来季からは隣接する敷地に建設中の新球場への移転を予定している。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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