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スンちゃん超え!チェ・ジョンが歴代最多の通算468本塁打の新記録達成<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
通算468本塁打を達成したチェ・ジョン(写真:SSGランダーズ)

24日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

SSGランダーズのチェ・ジョン(37)は、プサンでのロッテジャイアンツ戦に3番サードで先発出場。5回表の3打席目、レフトに10号ソロを放ち通算本塁打数を468本とした。

チェ・ジョンはこの一発でイ・スンヨプ(現トゥサン監督)が持つ、リーグ通算本塁打記録467本を抜き歴代トップに立った。

チェ・ジョンは2005年に裕信(ユシン)高校からドラフト1次指名で、SSGの前身・SKワイバーンズに入団。プロ2年目に12本塁打をマークして以来、19年連続2ケタホームランを記録している。

チェ・ジョンは3年目の2007年にサードのレギュラーに完全に定着。その年SKは初優勝し、以後数年にわたって上位に君臨したSKの中心打者として活躍した。

2016年に自身初の30本超えとなる40本塁打を記録し初タイトルを獲得。翌2017年は46本を放って2年続けてのホームランキングになった。その後もホームランを量産し2021年に3度目の本塁打王に輝いた。

内角球を避けることなく強く踏み込んでスイングしていくチェ・ジョンは、通算330死球もリーグ1位。2位と100個以上の差がある。

映像:チェ・ジョンの通算468号本塁打(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇4月24日(水)の結果

・トゥサン 1 - 3 NC(チャムシル)

 勝:イ ジェハク

 敗:パク チョンス

・キウム 4 - 6 KIA(コチョク)

 勝:ユン ヨンチョル

 敗:デ・ヘスス

・KT 7 - 1 ハンファ(スウォン)

 勝:ベンジャミン

 敗:リュ ヒョンジン

・サムスン 6 - 0 LG(テグ)

 勝:イ スンヒョン#57

 敗:ケリー

・ロッテ 7 - 12 SSG(プサン)

 勝:ノ ギョンウン

 敗:チョン ミル

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「オ・ジェウォン、後輩に代理処方を強要」

違法薬物の使用などで罪に問われているオ・ジェウォン元選手(元トゥサン)が現役当時、後輩選手たちに睡眠薬の処方を受けさせ、薬を渡すように強要していたことがわかった。選手が韓国野球委員会(KBO)に通報し明らかになった。後輩はトゥサン所属の8選手とのこと。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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