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エップラー(元オリックス)粘投で8回途中無失点6勝目 チームは連敗を止め3位浮上<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
6勝目を挙げた元オリックスのタイラー・エップラー(写真:キウムヒーローズ)

チュソク(秋夕)連休3日目、11日のKBOリーグは全5試合が14時開始で行われた。

キウムヒーローズ-KTウィズ(コチョク)はキウムがタイラー・エップラー(元オリックス)、KTがコ・ヨンピョの両先発投手が4回まで得点を与えず、スコアボードに0が並んだ。

均衡を破ったのはキウム。5回に7番ソン・ソンムンが10号ソロで1-0とすると、6回に2点、7回にも2点を追加しリードを広げた。

キウムの先発エップラーは1、3、4、6回と得点圏に走者を置きながらも粘りの投球を見せ、8回途中まで97球を投げて7安打無失点。試合は5-0でキウムが勝利し、エップラーは約1か月ぶりの勝利となる6勝目(8敗)を挙げた。

連敗を止めたキウムは再びKTと入れ替わり、3位に浮上している。

◇9月11日(日)の結果

・トゥサン 6 - 3 KIA(チャムシル)

 勝:キム ミョンシン

 敗:ヤン ヒョンジョン

・キウム 5 - 0 KT(コチョク)

 勝:エップラー

 敗:コ ヨンピョ

・ハンファ 1 - 12 SSG(テジョン)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:ラミレス

・サムスン 3 - 1 LG(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:イ ミンホ

・ロッテ 6 - 11 NC(プサン)

 勝:リュ ジンウク

 敗:パク セウン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「イ・ヨンギュが1900試合出場」

キウムのイ・ヨンギュ外野手が通算1900試合を達成。リーグ26人目、現役ではカン・ミンホ(サムスン)、チェ・ジョン(SSG)、イ・デホ(ロッテ)、チェ・ヒョンウ(KIA)、パク・キョンス(KT)に次いで6人目となる。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

LGツインズとの2軍戦に1番指名打者で先発出場し、四球、レフトフライ、センター前タイムリーヒット、四球、空振り三振で1打点2得点。盗塁1つを成功させている。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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