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長身の高卒ルーキー左腕が初登板初先発で初勝利 6回3安打1失点の好投<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
初勝利を挙げたチョ・ドンウク(写真:ハンファイーグルス)

12日のKBOリーグは14時開始の5試合と、ダブルヘッダー2カードの計7試合が行われた。

ハンファイーグルス-キウムヒーローズ(テジョン)はハンファの先発マウンドに、プロ初登板初先発のチョ・ドンウクが上がった。

身長190cm左腕のチョ・ドンウクが投じる140キロ台前半の高めの直球に、キウム打線は詰まらされてフライを連発。チョ・ドンウクは6回70球を投げて散発の3安打、1四球と好投した。失点は3回表に味方のエラーで三塁に進んだ走者が、犠飛で還った1点のみで自責点は0だった。凡打の山を築き、すべて三振以外で打ち取った。

試合は中盤に得点を重ねたハンファが8-3で勝利。チョ・ドンウクは史上11人目の高卒ルーキー初登板初先発初勝利となった。ハンファでは同じ左腕のファン・ジュンソが3月31日のデビュー戦で同記録をマーク。2人は奨忠高の同期でもある。

ドラフト1ラウンド指名のファン・ジュンソ(写真右)とチョ・ドンウク(写真:ハンファイーグルス)
ドラフト1ラウンド指名のファン・ジュンソ(写真右)とチョ・ドンウク(写真:ハンファイーグルス)

映像:ハンファ-キウム 5月12日ハイライト(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇5月12日(日)の結果

・トゥサン 12 - 4 KT(チャムシル)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:チェ ジュンホ

 敗:ベンジャミン

・ハンファ 8 - 3 キウム(テジョン)

 勝:チョ ドンウク

 敗:チョン ジュンピョ

・KIA 3 - 2 SSG(クァンジュ)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:チェ ジミン

 敗:ノ ギョンウン

・ロッテ 4 - 6 LG(プサン)

 勝:キム ジンソン

 敗:チェ ジュンヨン

・NC 2 - 7 サムスン(チャンウォン)

 勝:レイエス

 敗:イ ジェハク

・トゥサン 8 - 4 KT(チャムシル)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:クァク ピン

 敗:ユク チョンミョン

・KIA 6 - 10 SSG(クァンジュ)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:ノ ギョンウン

 敗:キム ドヒョン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「トゥサン8連勝、貯金5に」

きょうの試合前の時点で6連勝のトゥサンベアーズがダブルヘッダー1、2戦でKTウィズに勝利し、連勝を8に伸ばした。連勝によってトゥサンは24勝19敗として貯金を5とした。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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