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トゥサン6連勝 18歳右腕が直球勝負の三者連続空振り三振でピンチを脱する<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
好リリーフのキム・テクヨン(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

10日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

5連勝同士の顔合わせとなったトゥサンベアーズ-KTウィズ(チャムシル)は、トゥサンが7-3で勝利し連勝を6に伸ばした。トゥサンは3番カン・スンホが4安打、6番ヘンリー・ラモスが決勝打と3号ソロを含む3安打の活躍を見せた。

トゥサンは5-3で2点リードの7回表、5番手で高卒ルーキーのキム・テクヨンがマウンドに上がった。自身初の3日連続登板となったキム・テクヨンは連打を喫し、無死二、三塁の同点のピンチを招いた。

しかしキム・テクヨンは代打パク・ピョンホ、シン・ボンギ、オ・ユンソクの3人を連続の空振り三振。15球のうち変化球は1球のみ、最速150キロの直球勝負でKT打者陣を圧倒した。

◆「約4分の3がストレート」

キム・テクヨンは新人ドラフト1ラウンドで入団の18歳。リリーフとして16試合に登板し1勝0敗3ホールド、防御率2.08を記録している。投球の約4分の3を直球が占める速球派右腕だ。

映像:トゥサン-KT 5月10日ハイライト(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇5月10日(金)の結果

・トゥサン 7 - 3 KT(チャムシル)

 勝:イ ヨンハ

 敗:ウォン サンヒョン

・ハンファ 5 - 4 キウム(テジョン)

 勝:チュ ヒョンサン

 敗:キム ドンヒョク

・KIA 2 - 4 SSG(クァンジュ)

 勝:チェ ミンジュン

 敗:チョン サンヒョン

・ロッテ 1 - 9 LG(プサン)

 勝:エンス

 敗:パク セウン

・NC 10 - 3 サムスン(チャンウォン)

 勝:ハート

 敗:コナー

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「チェ・ヒョンウが史上初の500二塁打」

KIAタイガースのチェ・ヒョンウ(40)がSSGランダーズ戦の6回に右中間へ二塁打を放ち、史上初の通算500二塁打を達成。自身の歴代二塁打記録を更新した。NPBの最多は立浪和義(現中日監督)の487個。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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