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ブキャナン(元ヤクルト)リーグ単独トップの16勝、呉昇桓43Sでチームは3連勝<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
16勝目のブキャナンと43セーブ目のオ・スンファン(写真:サムスンライオンズ)

17日の韓国KBOリーグはダブルヘッダー3カードを含む8試合が行われました。

サムスンライオンズ-キウムヒーローズ(テグ)は6-3でサムスンが勝利。2位のサムスンは3連勝で、1位のKTウィズが敗れたためゲーム差を1.5に縮めました。

サムスンは先発のデービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)が6回3失点でリーグ単独トップの16勝目(5敗)。4番手として9回のマウンドに上がった抑えのオ・スンファン投手(元阪神)が2位と10個差の43セーブ目を挙げています。

ブキャナン投手は韓国1年目の昨季も15勝を記録。サムスンで2年続けて15勝以上挙げた投手は、1980年代に活躍したキム・シジン、キム・イルユン(新浦壽夫)元投手以来3人目とのことです。

(関連記事:元ヤクルト・ブキャナンが昨季に続き15勝到達 リーグトップタイ

◆「京都国際高、九州共立大卒の投手、初勝利ならず」

トゥサンベアーズはKIAタイガースとのダブルヘッダー第2試合でヒョン・ドフン投手が今季初先発。6回途中3安打2失点と好投しましたが、勝ち負けはつきませんでした。

ヒョン・ドフン投手(プロ入り後にヒョン・ギヒョンから改名)は京都国際高、九州共立大、NOMOベースボールクラブを経て2018年に育成選手としてトゥサン入りした28歳の右腕。この日がプロ7試合目の登板で通算成績は0勝1敗です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KIAとのダブルヘッダー第1試合の8回表、第2試合の9回表にそれぞれライトの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が6試合の結果です。18日は試合がありません。

◇10月17日(日)の結果

・トゥサン 3 - 3 KIA(チャムシル)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:

 敗:

・トゥサン 5 - 2 KIA(チャムシル)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:イ ヒョンスン

 敗:ユン ジュンヒョン

・KT 1 - 2 ハンファ(スウォン)

 勝:キム ミンウ

 敗:パク シヨン

・サムスン 6 - 3 キウム(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:ヨキッシュ

・ロッテ 4 - 14 SSG(プサン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:ガビグリオ

 敗:イ スンホン

・ロッテ 3 - 0 SSG(プサン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:ストレイリー

 敗:チョ ヨンウ

・NC 1 - 11 LG(チャンウォン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:イ ミンホ

 敗:ルチンスキー

・NC 0 - 1 LG(チャンウォン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:イ ジョンヨン

 敗:ウォン ジョンヒョン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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