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19歳の巨漢捕手がバットでブレイク中 5番一塁出場で同点打を放つ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
キム・ボムソク(写真:LGツインズ)

9日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

LGツインズ-SSGランダーズ(チャムシル)は3-1でLGが勝利。LGは6回までSSGの先発キム・グァンヒョンに0点に抑えられるも、0-1で迎えた7回裏に3点を挙げて逆転に成功し勝利を収めた。

LGは捕手登録の19歳キム・ボムソクが5番ファーストで先発出場。5回にチーム初安打となるライト前ヒットを放つと、7回裏1死二、三塁では高いバウンドのサードへの当たりが内野安打となって1-1の同点とした。この日のLG打線は4安打。キム・ボムソクだけが複数安打を記録した。

キム・ボムソクは打力を買われ4月12日に一軍に昇格。18試合に出場し、規定打席には届いていないが打率3割5分8厘、3本塁打、16打点を記録。得点圏打率は5割4分5厘をマークしている。

本職の捕手での出場は2試合のみでファースト、指名打者で起用され、この日は5番に座って勝負強さを発揮した。

◆「巨漢のドラ1」

キム・ボムソクは2023年にドラフト1ラウンド指名でLGに入団。高卒1年目の昨季はファームで6本のホームランを放った。身長178cm、体重110kg。巨漢のニューヒーローだ。

◇5月9日(木)の結果

・LG 3 - 1 SSG(チャムシル)

 勝:パク ミョングン

 敗:キム グァンヒョン

・キウム 2 - 5 トゥサン(コチョク)

 勝:チェ ジガン

 敗:チュ スンウ

・KT 6 - 2 NC(スウォン)

 勝:クエバス

 敗:シン ミンヒョク

・サムスン 5 - 2 KIA(テグ)

 勝:イ スンヒョン#20

 敗:チェ ジミン

・ロッテ 18 - 5 ハンファ(プサン)

 勝:ハン ヒョンヒ

 敗:ペーニャ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「3チームが5連勝」

4連勝中のトゥサンベアーズ、KTウィズ、ロッテジャイアンツがいずれも勝って、連勝を5に伸ばした。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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