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先月合流の助っ人打者が16試合目で初の決勝打 均衡を破る一打で連敗を4で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝タイムリーを放ったウィル・クレイグ(写真:キウムヒーローズ)

2日の韓国KBOリーグは1試合が雨で中止。4試合がナイトゲームで行われました。

キウムヒーローズ-KTウィズ(コチョク)は両先発投手が好投。キウムのチョン・チャンホン投手が6回、KTのオドリサメル・デスパイネ投手が7回まで無失点ピッチングを見せました。

0-0で迎えた8回裏、キウムは1死二、三塁のチャンスを作ると、5番ウィル・クレイグ選手がレフトに痛烈な当たりのヒットを放ち三塁走者が生還。均衡を破りました。

キウムは9回表の守りを0点に抑えて1-0で勝利。連敗を4で止めました。先発のチョン・チャンホン投手が6回1安打無失点と好投しています。

両チーム唯一の打点を叩き出したクレイグ選手は先月入団。16試合目の出場で初の決勝打を放ち、8月14日以来となる2度目のマルチヒットを記録しました。ここまでの成績は打率2割7分5厘、打点4。ホームランはありません。

◆「来年のアジア大会は若手中心で」

韓国野球委員会(KBO)は東京オリンピックの結果を踏まえ、来年中国・杭州で行われる予定のアジア大会は、プロアマ混成による若手主体のメンバーで選手選考する方針を固めました。

韓国では兵役義務のあるスポーツ選手がアジア大会で金メダルを獲得すると兵役が免除されるため、これまでの同大会野球代表はトッププロで選手を構成していました。しかし今後はアマ主催の大会にはプロ選手の参加に年齢制限を設け、若手選手の代表入りへの意欲向上と、世代交代の足掛かりとなることを目指します。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

SSGランダーズ戦での出場はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇9月2日(木)の結果

・LG 5 - 0 NC(チャムシル)

 勝:イ ミンホ

 敗:シン ミンヒョク

・キウム 1 - 0 KT(コチョク)

 勝:チョ サンウ

 敗:チュ グォン

・SSG 10 - 1 トゥサン(インチョン)

 勝:ガビグリオ

 敗:チェ ウォンジュン

・KIA 1 - 5 サムスン(クァンジュ)

 勝:ウォン テイン

 敗:イ ウィリ

・ロッテ 中 止 ハンファ(プサン)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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