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ブキャナン(元ヤクルト)好投も味方のエラーで6回1失点 0-1で敗れて7敗目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
6回1失点(自責点0)で7敗目を喫したブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

10日の韓国KBOリーグはダブルヘッダー1カードを含む、全6試合が行われました。

テグサムスンライオンズパークのサムスンライオンズ-ロッテジャイアンツは、サムスンがデービッド・ブキャナン投手、ロッテがイ・スンホン投手の先発で始まりました。

両投手とも4回まで無失点ピッチング。出した走者はどちらもヒット、四球ひとつずつで、テンポ良くゲームが進みます。

ロッテは二塁打の走者を置いた2死二塁の場面で、9番ディクソン・マチャド選手の打球はサードへのゴロ。この打球が三塁手の前で高く弾み、つかみ損ねる三塁手のエラーとなって、二塁走者が生還しました。

1-0としたロッテは、イ・スンホン投手が7回3安打無失点でリードを守り、リリーフ陣が8、9回とサムスン打線を三者凡退に抑えてゲームセット。ロッテが僅差のゲームをものにしました。

ロッテの先発イ・スンホン投手は3連勝で3勝目(1敗)。チームの連敗を3で止めました。

一方、サムスンの先発ブキャナン投手は6回99球、4安打1四球。味方のエラーによる1失点(自責点0)で負け投手となっています。ここまでの成績は14勝7敗、防御率は3.54です。

◆「チェ・ウンソン(LG)3打席連続弾で7打点」

LGツインズのチェ・ウンソン選手が首位NCダイノスとのダブルヘッダー第2試合で3打席連続ホームラン。7打点を記録しました。

3位のLGはダブルヘッダー2試合をいずれも勝利し5連勝。2位のKTウィズが敗れたため2位に浮上しています。敗れたNCは4連敗です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KTウィズ戦の5回裏、7番チョン・スビン選手に代わってセンターの守備に。6回表1死一塁で打順が回り、見逃し三振でした。8回表には1死一塁で一塁手のミットを弾くライト前ヒットを放っています。チームは勝利し3連勝です。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全6試合の結果です。

◇10月10日(土)の結果

・LG 5- 0 NC(チャムシル)

 勝:チン ヘス

 敗:ルチンスキー

・LG 9- 5 NC(チャムシル)

 勝:キム ユンシク

 敗:パク チョンス

・KT 8- 13 トゥサン(スウォン)

 勝:キム ガンリュル

 敗:クエバス

・ハンファ 0- 3 キウム(テジョン)

 勝:ブリガム

 敗:パク チュホン

・サムソン 0- 1 ロッテ(テグ)

 勝:イ スンホン

 敗:ブキャナン

・KIA 1- 2 SK(クァンジュ)

 勝:イ テヤン

 敗:チョン ヘヨン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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