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ブリガムをリードの捕手 打って走って3打点の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝タイムリーを含む3安打3打点のイ・ジヨン(写真:キウムヒーローズ)

30日の韓国KBOリーグは通常の5試合に加えて、前日のサスペンデッドゲーム、そして1カードがダブルヘッダーで行われました。

チャムシルでは雨天により1時間以上の中断、チャンウォンでは開始時間を2時間弱遅らせて始めるなど、複数の球場が雨の影響を受けています。

天候に左右されないコチョクスカイドームで行われたキウムヒーローズ-サムスンライオンズは、キウムが3-2で勝利。

キウムは先発のジェイク・ブリガム投手(元楽天)が7回2失点で5勝目。バッテリーを組んだイ・ジヨン選手が3安打を放ち、チームの全得点となる3打点を叩き出しました。

イ・ジヨン選手は2回に1死一塁で先制のタイムリー三塁打。1-2で2点を追う5回裏には2死満塁でライトへ2点タイムリーを放ち、この一打が決勝打になっています。

走塁能力が高く、満塁での打率が5割を超えるイ・ジヨン選手は、この日自らの持ち味を存分に発揮し、チームを勝利に導きました。

◆「SK監督、9月1日から復帰」

SKワイバーンズは6月25日の試合中、ベンチ内で卒倒し、救急搬送されたヨム・ギョンヨプ監督が9月1日から現場に復帰すると発表しました。ヨム・ギョンヨプ監督は成績不振による過度なストレスなどで、2ヶ月の安静が必要と診断されていました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

30日、2軍戦はありませんでした。次の試合は9月1日のハンファイーグルス戦です。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全6試合の結果です。

◇8月30日(日)の結果

・LG 4- 1 トゥサン(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:キム ミンギュ

・キウム 3- 2 サムスン(コチョク)

 勝:ブリガム

 敗:ライブリー

・KIA 5- 8 KT(クァンジュ)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:デスパイネ

 敗:キム ギフン

・KIA 7- 5 KT(クァンジュ)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:イ ミンウ

 敗:クエバス

・ロッテ 6- 2 ハンファ(プサン)

 勝:サンプソン

 敗:サーポルト

・NC 7- 4 SK(チャンウォン)

 勝:シン ミンヒョク

 敗:イ ゴンウク

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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