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「偽SB」の常態化。グアルディオラ、クロップ、ミチェル…戦術家の頭の中を覗く。

森田泰史スポーツライター
デ・ブライネと指示を送るグアルディオラ監督(写真:ロイター/アフロ)

戦術の先に、見えてくるものがある。

近年、欧州のフットボールシーンで、トレンドになっているのが「偽サイドバック」「偽センターバック」だ。簡単に言えば、最終ラインの一枚上げて、中盤を厚くする。ただ、効果はそれに留まらない。

■グアルディオラの愛好

この戦術について語る時、当然、言及を避けられないのがマンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督だ。

好調を維持するシティ
好調を維持するシティ写真:ロイター/アフロ

「ペップ」の愛称で親しまれる指揮官は当初、シティで【4−3−3】を使っていた。その【4−3−3】においては、9番タイプのCF(アグエロ)、突破力のあるウィンガー(マフレズ/スターリング)と純粋な適性に基づいた起用がなされていた。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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