藤井聡太七段(17)、宮本広志五段(33)の四間飛車を迎え撃つ C級1組順位戦5回戦

(記事中の画像作成:筆者)

 10月15日。東西の将棋会館において、順位戦がおこなわれています。C級1組に所属する藤井聡太七段(4勝0敗)は大阪の関西将棋会館において、宮本広志五段(2勝2敗)と対戦しています。

 両者は2017年に2回対局し、いずれも藤井四段(当時)が勝っています。最初の対戦は、藤井四段(当時)のデビュー以来23連勝目となりました。

 過去2回はいずれも藤井先手で、宮本五段の作戦は四間飛車と中飛車でした。

 本局も藤井七段の先手で、宮本五段は四間飛車を選びました。藤井七段が居飛車穴熊に組んだのに対して、宮本五段は銀冠の構えです。

 駒組がほぼ終わろうという段階で、藤井七段が角筋を開いて角交換となりました。宮本五段はすぐに、交換となった角を自陣に据えます。

 一般的に角は「成り角、持ち角、自陣角」の順に優るとされます。持ち駒にした角を成り角(馬)とできないのであれば、できれば持ち駒のままにしておきたい。しかし自陣の要所に打ったは、そのはたらきによって戦況をリードするすることも多く、このあたりは腕の見せどころといえそうです。少し進んで、藤井七段も自陣に角を打ちました。

 藤井七段の陣形は桂が跳んで穴熊の形ではなくなりましたが、9九玉型から8九玉型に直して、陣形を整備しました。

 14時半を少し過ぎた段階では、まだ本格的な戦いは始まっていません。この先は息の長い持久戦になるのか。それともすぐに激しい戦いとなるのかは、まだわかりません。

 順位戦の持ち時間は各6時間と長く、通例では、決着がつくのは夜遅くとなります。

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