Yahoo!ニュース

ノート(138) 初公判に関する報道と国賠訴訟で提出した答弁書

前田恒彦元特捜部主任検事
(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

~裁判編(11)

勾留175日

初公判に関する報道

 朝食後、刑務官から前日の夕刊とこの日の朝刊をまとめて渡された。まだ東日本大震災から4日であり、震災関連の報道が紙面を占めていたが、小さいながらも前日に行われた初公判に関する記事もあった。

 夕刊は検察・弁護双方の冒頭陳述や検察側が請求した関係者の供述調書など、午前のやり取りが中心だった。「法廷画家」と呼ばれるイラストレーターが傍聴席の前方に座り、スケッチブックに法廷内の様子を描いていたが、新聞に掲載された完成版を見ると、あまりにも顔や姿かたちが似ていないことに驚かされた。

 「関係者によると」という前置きにより、勾留中に父が病死したことや、拘置所生活で体重が落ちているといったエピソードも記載されていた。

この記事は有料です。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバーをお申し込みください。

元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバー 2020年2月

税込1,100(記事3本)

※すでに購入済みの方はログインしてください。

購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。
元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

前田恒彦の最近の記事