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大谷翔平、千賀滉大メジャー初対決を見てきた!NYメッツで日米友好の日本関連イベントも(写真多め)

安部かすみニューヨーク在住ジャーナリスト、編集者
日の丸などが映し出された球場の電光掲示板。(c)Kasumi Abe

25日、MLBニューヨーク・メッツの本拠地シティフィールドで、ニューヨーク・メッツ対ロサンゼルス・エンゼルスの試合が行われ、大谷翔平選手と千賀滉大選手の待望のメジャー初対決が実現した。

注目の対戦に、在ニューヨークの日本人は前々から期待を寄せていた。この日2選手の名が入ったユニフォーム姿の人や浴衣姿の人など、多くの日本人ファンが来場した。

日本人が多かった理由はほかにもある。この日は特別に、ニューヨーク・メッツ主催で日本関連イベント「Japanese Heritage Night」が開催されたのだ。

(c)Kasumi Abe
(c)Kasumi Abe

試合前の広場では太鼓演奏が披露され、球場で行われたセレモニーでは、在ニューヨーク日本国総領事館の森美樹夫大使による始球式や、歌手・前嶋利菜氏による米国国歌独唱が行われた。また4回前には日系人の退役軍人、古本武司さんがVeteran of the Gameとして表彰され、来場者は起立し拍手を送った。

昨年に続く2回目の始球式に「緊張はしていません。見ててください」と森大使。(c)Kasumi Abe
昨年に続く2回目の始球式に「緊張はしていません。見ててください」と森大使。(c)Kasumi Abe

来場者には先着順で、桜の絵柄がプリントされたイベント仕様のメッツのキャップや、千賀選手にちなんだ暗闇で光るゴーストフォークボールが配布された。

来場者に限定数配られた、イベント特別仕様のキャップ。(c)Kasumi Abe
来場者に限定数配られた、イベント特別仕様のキャップ。(c)Kasumi Abe

千賀選手にちなんだ暗闇で光るゴーストフォークボール。(c)Kasumi Abe
千賀選手にちなんだ暗闇で光るゴーストフォークボール。(c)Kasumi Abe

2日前の現地時間23日、大谷選手はレッズ戦で異変を訴え、2回途中で緊急降板。試合後の検査で右肘の靱帯(じんたい)損傷が判明し、投手としては今季絶望となり、ファンに衝撃が走った。

翌24日、エンゼルスからの発表で、大谷選手がチームメイトと共にニューヨークに移動し、今後通知があるまで指名打者として出場する予定であると伝えられた。そして3連戦の初戦となった25日、千賀投手が先発で、打者大谷選手との初対戦が実現したのだ。

試合前にウォーミングアップする大谷選手。リラックスしている様子で笑顔が見られた。(c)Kasumi Abe
試合前にウォーミングアップする大谷選手。リラックスしている様子で笑顔が見られた。(c)Kasumi Abe

(c)Kasumi Abe
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大谷選手と対戦した千賀選手は2四球を出し、少し力んでいるようにも見えた。一方大谷選手は第2打席で二塁打を放ち、右肘の負傷の影響は見られなかった。大谷選手が打席に立つとまるで本拠地のような盛り上がりで、ファンからは「普通に試合に出ていたが、靱帯損傷の症状はどのようなものなのだろうか?」「決して無理をしないでほしい」という声が聞こえてきた。

【参照】2打数1安打3四球で打率.305

千賀投手と大谷選手。(c)Kasumi Abe
千賀投手と大谷選手。(c)Kasumi Abe

(Text and photos by Kasumi Abe)本記事の無断転載・AI学習への利用 禁止

ニューヨーク在住ジャーナリスト、編集者

米国務省外国記者組織所属のジャーナリスト。雑誌、ラジオ、テレビ、オンラインメディアを通し、米最新事情やトレンドを「現地発」で届けている。日本の出版社で雑誌編集者、有名アーティストのインタビュアー、ガイドブック編集長を経て、2002年活動拠点をN.Y.に移す。N.Y.の出版社でシニアエディターとして街ネタ、トレンド、環境・社会問題を取材。日米で計13年半の正社員編集者・記者経験を経て、2014年アメリカで独立。著書「NYのクリエイティブ地区ブルックリンへ」イカロス出版。福岡県生まれ

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