大阪府・吉村知事が定例会見1月6日(全文1)黄信号でまん延防止措置の要請を検討
大阪府の吉村洋文知事は6日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年1月6日)」の中継開始時間に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年1月6日) ◇ ◇
本日の府の新規陽性者数は約500名前後
司会:お待たせしました。それでは令和4年、一番最初の定例会見を始めさせていただきます。いきなり本題から進めさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。知事から説明がございます、よろしくお願いします。 吉村:オミクロンの感染拡大が続いているという状況です。本日の大阪府の新規陽性者数は約500名前後になります。昨日が240名でしたから、約2倍になります。詳細な数字につきましては夕方発表させていただきますが、新規陽性者数が約500名前後です。これまでの感染の波、アルファ株もデルタ株もそうですけれども、だいたい1週間で2倍ぐらいに感染増加期は増えるという傾向でしたが、昨日と比較しても1日で2倍に増えているという状況です。もちろん年末年始の検査等の状況はあると思いますが、それにしても、それを含めて考えても、感染の拡大力が非常に強いという、やはりオミクロン株の特性があると思っています。非常に強い警戒感を持っています。他地域を見ましても、また他国を見ましても、感染拡大力が強いという状況です。強い警戒感を持って当たっていきたいと思います。府民の皆さんもお1人お1人の感染対策の徹底をよろしくお願いします。
今、感染の第6波に入った
まず今の感染状況についてですけれども、これは第5波になります。第5波から今、ずいぶん下がってきていました。第5波も1週間当たりの増加率でいえば、だいたい1.5倍、1.7倍ぐらいの状況で増えていますが、まだ今、数とすれば低い状況にはあります。数とすれば低い状況ですが、伸び率で見ますと1.45倍から2倍、2.13倍、そして直近では3倍という状況です。また、今日判明の約500名前後を併せて考えますと、約4倍ということになります。全集増加比で約4倍になりますので、非常に強い驚異的な感染拡大力がこのオミクロン株にはあるという状況です。 一方で、重症化率は低いのではないかという研究結果も出ています。WHOの報告もあります。症例については1つ1つ当然見ていますが、確かにデルタ株のような肺炎が頻発するという状況ではないということもまた1つ事実です。ただ、陽性者数がどんどん増加していくと、まだ重症化率がどのぐらい低いかがなかなか統計が取れるほどの数はありませんので、分からない部分があるというのが実情です。ここの、どのぐらいの重症化率になるのか、肺炎がどのぐらい生じるのか、この辺りの早急な分析、当然大阪府でやりますけれども、数が非常に多いという意味では国レベルでの早急な分析が必要だと思っています。次、お願いします。 感染の拡大の状況ですけれども、やはり立ち上がりとすれば20代、30代、これはブルーのラインになりますが、20代、30代が非常に立ち上がりが早いという状況です。この20代、30代の新規陽性者の7日間の平均数がおおむね50名以上に達すれば、見張り番指標をともすという、あらかじめ定めた基準があります。本日、この見張り番指標の基準、数値に達するということになると思います。昨日45名ということです。前週増加比についてはすでにもう常に1を超えるという日々が続いています。見張り番指標がまさに点灯してるという状況です。数の拡大の数字から見ても、もうこれはほぼ明らかだと思ってますが、今、感染の第6波に入ったと思っています。 そして中の、じゃあ20代、30代、どういった場面で感染が広がってますかということですが、やはり親族とか友人、同僚等との会食であったり、自宅での飲み会等、それから旅行とか帰省、他府県への出張、職場、バイト先での接触等々、そして直近では夜の滞在歴のある方の感染も増加しているという報告も受けています。20代、30代の方はもちろん行動範囲も広いですし、今、接触の機会も年末年始でやっぱり増えていますので、そこで増えているという状況です。次、お願いします。