大阪府6日の新規陽性者数は500人前後 吉村知事「現時点でまん延防止等重点措置を要請するという状況ではない」
詳細な数字については夕方発表
大阪府6日の新規陽性者数は500人前後 吉村知事「現時点でまん延防止等重点措置を要請するという状況ではない」
大阪府の吉村洋文知事は6日午後、大阪府庁で定例記者会見を開いた。吉村知事は会見冒頭で「6日の大阪府の新規陽性者数は500人前後になります。詳細な数字については夕方発表します」と述べた。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年1月6日)
感染の拡大力が非常に強いオミクロン株の特性があると思っている
吉村知事は「これまでの感染の波、デルタ株もそうですが1週間で2倍くらいに感染増加期は増える傾向でしたが、昨日と比較しても1日で2倍に増えている状況です」と説明。 「もちろん年末年始の検査の状況もあると思いますが、それを含めて考えても感染の拡大力が非常に強いというオミクロン株の特性があると思っています」と続けた。
府民に対し感染対策の徹底を呼びかけ
吉村知事は「非常に強い警戒感を持っています。他地域や他国をみても感染拡大力が強いという状況です」と説明。府民に対しても一人ひとりの感染対策の徹底を呼びかけた。
現時点でまん延防止等重点措置を要請するという状況ではない
報道陣からは「沖縄県に加え広島県、山口県は「まん延防止等重点措置」を要請することになり、東京都や大阪府に重点措置の検討をという声も出ているが、知事としてはまん延防止等重点措置の適用を要請する段階ではないという考えか」という質問があった。 それに対し、吉村知事は「まん延防止等重点措置を要請するということの基準については、あらかじめ大阪モデルの前提基準を定めているものがあります」とし「黄色信号をつける基準、赤信号をつける基準を定めており、黄色信号イコールまん延防止等重点措置ではないが、ついた場合は本部会議において検討するということになる」と説明した。 また「黄色信号の基準ですけれども、全病床の使用率が20%以上、重症病床の使用率が10%以上というところがひとつの基準になっています。いまは全病床が8.5%、重症病床にいたっては0.3%という状況です。人口一人当たりの感染者数については、10万人あたりの新規感染者数が7日平均で35人以上となっていますが、いまは7・99人という状況です。感染拡大はあきらかに見込まれると思っていますので、この基準をベースにしながら適切な時期に適切な判断をしたい」と説明。現時点でまん延防止等重点措置を要請するという状況ではないと話した。