大阪・松井市長 万博「市民と一緒に盛り上げたい」
大阪・松井市長 万博「市民と一緒に盛り上げたい」
大阪市の松井一郎市長は4日午前、大阪市役所で定例記者会見を開き、開催まで3年となった「大阪・関西万博」について「大阪の魅力を国内外に発信するなど機運醸成にも尽力し皆様と一緒に盛り上げていきたいと思います」と述べた。 【動画】大阪市の松井一郎市長が定例記者会見(2021年1月4日)
松井市長は会見冒頭で、新型コロナウイルスへの感染防止対策をしっかりと講じつつ、市民の暮らしを守り経済再生活動の取り組みに努めると話した。 また、これを土台として「大阪・関西万博のインパクトを生かしながらポストコロナを見据えた取り組みをすることで、大阪の成長を図ってまいります」と続けた。
今年で万博開催まで約3年余りとなった。 これについて松井市長は「スピード感を持って準備をすすめていくために万博推進局を府市共同で設置しました。関西の地域経済活性化の起爆剤となる万博の成功を目指し関係機関と連携を強化し開催準備を加速させてまいります」と決意を述べた。 そして、大阪の魅力を国内外に発信するなど機運醸成にも尽力し、市民と一緒に盛り上げていきたいと話していた。
報道陣からは、万博会場に関して、会場となる夢洲に万博のレガシー(遺産)として医療施設の開設を検討しているという一部報道についての質問があった。 それに対し、松井市長は「大阪パビリオンについては、その施設を将来にわたってどう運営していくか、万博のレガシーをどう残していくか、『いのち輝く未来社会』のデザインというテーマですから。大阪はいまの再生医療の世界でのトップランナーであるわけですから、大阪関西の医療、創薬、そのポテンシャルを生かせる施設にしたい」と説明した。