4度目宣言受け、小池都知事が臨時会見(全文2)4割に届くまでの間の勝負どころ
東京都の小池百合子知事は8日夜、都庁で臨時の記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池知事が臨時会見 酒類提供店に休業要請など対策発表(2021年7月8日)」に対応しております。 【動画】小池知事が臨時会見 酒類提供店に休業要請など対策発表(2021年7月8日) ◇ ◇
このタイミングで開く意義は
東京新聞:東京新聞の岡本です。オリンピックについてお伺いします。今も最後のほうにお話あったんですけれども、宣言下で都民が大変な思いをしている中でオリンピックを開く、このタイミングで開く意義について、都民に向けてなぜ開くのかということをあらためてお話しいただきたいのとですね。 あともう1点が無観客となることで、900億円を見込んでいたチケット収入の減収によって、赤字の穴埋めの必要が出てくるかと思うんですけれども、この部分について、招致時の立候補ファイルでは東京都が負担するような記載があるんですけれども、これはその記載どおり東京都が負担する可能性が高いというふうに考えているんでしょうか。見解をお聞かせください。 A:では、私からお答えさせていただきます。まず、大会の意義について、ただ今、知事からもお話ございましたように、やはり東京大会、原点、復興オリ・パラであって平和の祭典、さらにやはり世界中のコロナに苦しんでいる中での努力をするアスリートに対して、世界に向けて勇気や団結、連帯をしますと、そういう意義が新たに加わっていると考えております。
都民に対するメッセージを
さらにやはり、これまでも安全対策という観点で言えば、例えば検査、ワクチンですとか検査をしっかりと行うですとか、あるいはプレイブックによる行動管理ですとか、さらにはやはり東京都としてもTDMをはじめとして人流等々を抑えると、こういうさまざまな取り組みをやってきております。さらに今回、緊急事態宣言ということを受けまして、安全を重視した形でより厳しい措置が必要という観点での無観客と、こういうような内容となっております。 2点目の経費の問題につきましてですが、こちらにつきましてはやはり収入、支出両方ございますので、今後、組織委員会において、まず精査をしていく必要があると考えております。いずれにしても収入、支出両面で努力をしていきながら、組織委員会と共に努力をしていくと、こういうことがまず原点だと思います。さらに今回、こういうものについては、コロナの対応というような側面もございますので、関係者で十分共有していくものだと考えております。私からは以上です。 東京新聞:意義について、今の、局長のほうからご答弁いただきましたけれども、都民に対するメッセージとして知事のほうからもあらためてなぜこのタイミングで開くのかというのを皆さん、今日から、来週から緊急事態宣言という中で、かなりいろんな思いを持ってる方もいらっしゃいますので、あらためてできたらお願いしたいんですが、お願いします。 小池:今回、残念ながら緊急事態宣言下の中での大会開催ということになりました。デルタ株などの置き換えも進んでいるということで、さまざまな、このコロナ禍の現象を経験をしてまいりましたけれども、一方でこの間もさまざまな対策ということも講じられてまいりました。今回、組織委員会を中心に、またIOCや国、そしてもちろん東京都、連携しまして、いかに安全・安心な大会を開くかということで、さまざまな知見も、そしてまた、それぞれのIF、競技団体のほうにも徹底をして各国のご協力、各国の競技団体の方が、もうすでにキャンプ入りもされておられる国々や競技団体も多々ございます。 そういう中でみんなルールを守りながら進めていく、そしてそのことがコロナ禍で、世界中の方々もいろんな思いをされてこられました。そして、日本でももちろん、この東京においても皆さん、窮屈な思いもされてこられた中において、スポーツを安全・安心に、スポーツの大会を開いていくこと、このことが大きな力になっていくということも言えると思います。