4度目宣言受け、小池都知事が臨時会見(全文2)4割に届くまでの間の勝負どころ
五輪を1つの変化のきっかけに
それぞれ、各国のコロナの状況というのは違いはございますけれども、ある意味、このスポーツの力がさまざまな形で伝わって、世界中にそれが伝わることが、大きな、先ほども申し上げたスポーツの力ということで励みになり、またワクチンはゲームチェンジャーではありますけれども、このオリンピックの大会というのが1つの変化のきっかけになっていくということを期待いたしております。都民の皆さま方もさまざまご協力をいただく中で、大会を無事に、そして成功させていくことが、これが東京の、そしてまた日本の安全の確保ということを確認する機会にもなってくるのだというふうに考えております。
菅首相とはどのようなやりとりを重ねてきたのか
朝日新聞:朝日新聞の軽部です。オリンピックの観客のことについてお尋ねします。東京都内などでの競技会場が完全無観客となることが決まりましたけれども、小池知事は5日の月曜日に菅首相と電話会談をしたとの話もあります。今日までの間に観客問題について、菅首相とはどのようなやりとりを重ねてこられたんでしょうか。無観客の方向性が決まったのはその5日時点なのか、あるいは緊急事態宣言の発出が固まったきのうなのか、その辺り教えてください。 小池:菅総理とは緊急事態宣言について、またオリンピック・パラリンピックの在り方などにつきまして、このところ頻繁に連絡を取らせていただいております。そういう中で考え方、都としての考え方などもお伝えをしている。そういう中で無観客の流れもできてきたというところでございます。総理自身も緊急事態宣言が発出されたときには無観客も、ということをおっしゃっておられます。私自身も無観客も選択肢として考えるということも申し上げてまいりました。 さまざま、この緊急事態宣言が出され、また政府のほうの分科会の専門家の皆さま方もこのことについて、無観客ということも尾身会長はじめとする皆さんがおっしゃっておられるということも参考にしながら、進めてきているところであります。 朝日新聞:そこには電話会談があったという事実でよかったでしょうか。月曜日ですが。 小池:今日は何日ですか。 朝日新聞:今日は木曜日です。二階幹事長のところに行かれた。 男性:8。 小池:最近ちょっと曜日と日にちが合わなくて、確認を、確認いたしますけれども。 朝日新聞:都議選の翌日ですか。 小池:はい。 A:いずれにしましても、重点措置があって、それからもともと経過措置になるだろうという想定の中で1万人というような形で前回の5者協議では決められていました。一方で、やはり感染状況がなかなか深刻になってるというところがございましたので、どういうような案がどう考えられるかっていうのは、さまざまな案は、実務的にもさまざまな検討を行ってきております。そういう中で最終的に現在の感染状況ですとか、緊急事態宣言が発出された状況とか、こういうのを勘案して最終的に国内の3者で協議をした上で、今日の5者の中で決定したとこういうような内容のものでございます。