赤ベンツ不倫・広瀬めぐみの“意外な”近況 「格安レンタルオフィス」を借りた思惑とは
本誌(「週刊新潮」)が報じた「赤ベンツ不倫」「秘書給与詐取疑惑」が端緒となり、議員辞職と詐欺罪での起訴という結末を迎えた元自民党の参院議員・広瀬めぐみ氏(58)。いまも裁判を待つ身の彼女の周辺を取材すると、意外な近況が浮かび上がった。 【決定的証拠写真】ホテルに入っていく広瀬氏と不倫相手 恋人のように手をつなぐ場面も ***
JR山手線の御徒町駅から歩くこと7分。目当ての8階建てのレンタルオフィスビルは、築35年近くたつ年季の入った建物だ。 各部屋の料金は月3万7000円(2.6平方メートル)~6万6000円(5.3平方メートル)。割安だが狭小さは否めない一室に、弁護士資格を持つ広瀬氏の「めぐみ法律事務所」は入っていた――。 東京地検特捜部が勤務実態のない公設第二秘書の給与や退職手当など計358万円をだまし取った詐欺罪で、広瀬氏を在宅起訴したのは2024年8月30日。 その起訴内容は、実は本誌が同年3月にいち早く報じていたものだ(3月28日号・4月4日号)。 「週刊新潮が指摘した疑惑を特捜部が裏取りした格好で、広瀬氏は起訴に先立つ8月15日に辞職。その際、容疑を認めた上で“事務所の経費捻出のため”だったと釈明しました」(民放キー局記者)
赤ベンツ不倫に地元有権者もあきれ返り……
議員辞職から5カ月足らずが過ぎたが、いまなお広瀬氏の地元・岩手の自民党関係者の間には怒りの声がくすぶり続けているという。 「秘書給与詐取の前には、自慢の赤ベンツに不倫相手の外国人サックス奏者を乗せ、新宿・歌舞伎町のホテルにしけこむ様子も新潮に報じられた。一連のスキャンダルに地元有権者もあきれ返り、広瀬氏の辞職に伴う補選では“擁立責任”を問う声が上がったため、党から候補者を出さない不戦敗を選ばざるを得なかった」(地元県連関係者)
有罪判決は免れない
そして、こう続けるのだ。 「あれだけの騒ぎを起こしたのだから、地元に戻ってきて、有権者や後援者らの前で直接、おわびや事情を説明するのが筋というもの。でも彼女はいまに至るまで“雲隠れ”を続けたまま。辞めれば“もはや地元は関係ない”と言わんばかりの態度に不信感が消えることはない」(前出の関係者) 地元スルーの裏で、都内文京区にある自宅周辺では、広瀬氏の変貌ぶりが話題になっているという。 「これまで近所付き合いなどほとんどしなかった広瀬さんですが、9月以降、道で会うと、初めて見る笑顔で“こんにちは”と声をかけてくるなど、急に人当たりが良くなってビックリ。メディアの取材攻勢で周囲に迷惑をかけたとの自覚からか、物腰は柔らかくなった印象です」(近隣住民) もう一つ大きな変化が、弁護士の夫とともに在籍していた銀座の法律事務所から8月、冒頭のレンタルオフィスへ引っ越したことだ。 「広瀬氏の裁判はまだ始まっておらず、公判期日も未定です。ただし同じ秘書給与詐欺罪で起訴された辻元清美氏(社民党)=当時=が04年、懲役2年・執行猶予5年の判決を受けていることから、広瀬氏も有罪は免れないとの声は根強い」(全国紙司法記者)
“距離を置いた”
弁護士法では禁錮以上の刑に処せられた者は弁護士資格を剥奪されると定められているが、 「執行猶予が付けば、猶予期間が過ぎると資格が復活するケースもある。いずれにせよ、移転は判決を見越し、夫や事務所に迷惑がかからないよう“距離を置いた”と関係者はみています。仕事復帰も視野に入れると、弁護士仲間からのサポートは今後、非常に重要ですからね」(前出の司法記者) 真意を聞くため、自宅やレンタルオフィスに複数回足を運んだが、広瀬氏が取材に応じることはなかった。 仮に弁護士業を続けられたとしても、こんなセンセイに相談しようと考える者など皆無だろう。 「週刊新潮」2025年1月2・9日号 掲載
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