4度目宣言受け、小池都知事が臨時会見(全文2)4割に届くまでの間の勝負どころ
重点措置でも可能なメニューにとどめた理由は
日本テレビ:日本テレビです。緊急事態宣言についてお伺いいたします。今回の宣言については、国の強い危機感で発出されるというふうに知事、対策本部また今の会見でも二度、同じフレーズを繰り返されましたけれども、東京都として宣言の格上げを要請したのか否かというところの確認をさせてください。 それと、今回4回目、東京都宣言発出となります。他方で、やはり東京オリンピック期間中に感染が拡大するんじゃないかという懸念はやはり都民にもある中で、宣言の発出ながら、酒類提供の飲食店の休業要請のみで、あとは時短ということで、いわゆる重点措置でも可能なメニューにとどめた理由についてはいかがでしょうか。 小池:政府に対しましては、私のほうから今後の措置に係ると要望いたしまして、皆さま方にもお伝えしているかと思いますけれども、措置、基本的対処方針の変更に当たっての要望について、実効性を確保できるようにということでお願いをしたところでございます。それはもうまさに危機意識を国と共有するからこそ、今日の結論に至っているというふうに考えております。 そしてまた、実効性の中で今回、お伝えしましたように飲食店を中心にするというのも、さまざまなこれまでの緊急事態宣言と、それに対しての措置による効果をずっと見てまいった中での判断でもございます。
実効性につなげていきたい
さらに、今日も、西村大臣もかなり強くおっしゃっておられましたけれども、協力金の支給を前倒しする方法であるとか、それから、守っていただけるような策を、極めて具体的に西村大臣とも意見交換しながら、また大臣自らそのような発言もしておられるわけであります。詳細はこれから詰まってくるかと思いますけれども、やはりここはワクチンの、先ほど申し上げたようにワクチンが4割に届くまでの間の勝負どころでもあろうかと思いますので、そういったご協力を得られるように策を講じて、そして、実効性につなげていきたいと考えております。 もう本当にたびたびのお願いで誠に恐縮でございますけれども、本当にあともう少しのところに、ほの明かりとして見えてきているかと思いますし、また特にご協力いただいているお店については、緊急事態宣言が取れましたときにはもう真っ先にさまざま、緩和措置なども講じて、これまでご協力いただいたその思いと、それから厚意に報いられるようにしていきたいというふうに考えています。